高山の雑貨店「ロータス ブルー」(高山市八軒町2、TEL 0577-62-9611)で現在、企画展「ボブ・ディラン オールタイム カバーアートミュージアム」が開催されている。
同展は今年でデビュー50周年を迎える世界的ミュージシャン、ボブ・ディランの足跡をたどるメモリアル展。富山県在住の元・中古レコード店店主・五十嵐仁さん所蔵のコレクションから、ボブ・ディランのUS・オリジナルアナログ盤(LP・シングルレコード)、全オフィシャルCD、名作コレクター盤、テーパー・ライブ音源、書籍など300点以上と、関連アーティスト音源など合わせて400点以上を展示する。
「来場者が手に取って自由に中身を確認できる」がコンセプトの同展。五十嵐さんは「個人的な心情だが、貴重な音源ほどガチガチにラッピングしてしまい込む物でなく見て触れて聴いてなんぼ。プレーヤー完備なので気になる音源はその場ですぐ試聴OK。ジャケットやブックレットも手に取ってディランの魅力をじっくり味わってほしい」と話す。
「世界中に星の数ほどある」というボブ・ディランのブートレグ(海賊盤)も展示する。「『ディランといえばブート』というほど切っても切れない関係。当時の音楽事情から自身でわざとブートに流した曲もあり、いいものがいっぱいある。会場にはほかにも、ディランが影響を受けたミュージシャンや影響を与えたミュージシャンの音源などいろいろ置いているので気軽に声を掛けてほしい」とも。
「音楽の話が大好きな元・レコード屋のオヤジなので、ディランはもちろん、そうでない方も気軽に遊びに来てほしい。一緒に音楽の話をしましょう」と五十嵐さん。
会場では、ボブ・ディランの中古CDも一部販売する(500円~3500円)。開催時間は10時~18時。入場無料。9月24日まで。