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日本一の蓮獅子「飛騨荘川ふるさと祭り」-獅子30頭一斉に舞い観客沸かす

30頭の獅子が一斉に舞う「飛騨荘川ふるさと祭り」

30頭の獅子が一斉に舞う「飛騨荘川ふるさと祭り」

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 荘川の里(高山市荘川町)で10月16日、「日本一の蓮獅子 飛騨荘川ふるさと祭り」が行われた。荘川の里特設ステージでは、町内6神社から集まった個性豊かな獅子30頭が一斉に舞う蓮獅子舞が披露された。

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 同祭りは今年で24回目。毎年10月第3日曜に行われ、横一列に並んだ30頭の獅子が一斉に舞う蓮獅子舞が最大の見どころ。人口1300人ほどの普段は静かな山間の町も、この日は子ども連れや観光客約5000人でにぎわい、郡上や岐阜、名古屋、富山などからも多くの観客が訪れた。

 蓮獅子舞は午前と午後の部の2回行われた。舞い終わった獅子たちは次々とステージを降壇し、観客席の間を縫って退場すると観客はヒートアップ。獅子に触ったり頭をかんでもらったりすると厄落としになり縁起が良いとされている事から、われ先に獅子に触りに行く客や、怖くて泣き叫ぶ自分の子どもの頭をかんでもらおうと獅子に差し出す親、自ら獅子に頭を差し出す子どもなどが入り乱れ、場内は異様な熱気に包まれた。

 「30頭の蓮獅子舞は全国的にも珍しく、日本一の伝統文化にしていきたいという思いから『日本一』の冠をつけて開催している。1頭の獅子に3人が入る荘川町の獅子舞は、笛太鼓と合わせて最低でも120人の地元民の協力が必要な大仕事。荘川町の大事な伝統文化を継承していこうと始まったこの祭りも今では、毎年心待ちにして遠方から来てくれるお客さんがたくさんいてうれしい。これからもずっと続けて行きたい」とイベント実行委員長の野村末男さん。

 そのほか、飛騨荘川の名物・そば粉を使ったそばや団子、マコモダケの天ぷら、五穀もちピザ、幻の米・龍の瞳を使った五平餅など地元でも珍しい食べ物や特産品の販売テントも並び、訪れた観客を楽しませた。

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