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雪に備えて街路樹も冬支度-高山で「マツの雪つり」作業始まる

「マツの雪つり」作業の様子

「マツの雪つり」作業の様子

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 高山市の中橋周辺や高山陣屋前広場で11月21日、冬の訪れを告げる風物詩「マツの雪つり」作業が始まった。

マツの雪つり作業の様子

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 毎年11月下旬に行われる雪つりは、雪が溶ける3月中旬まで街路樹を雪の重みによる枝折れから守る重要な作業。

 この日は、地元造園業者の職人が長さ10メートルの支柱をマツの幹に固定し、積雪を見越して剪定(せんてい)した枝に、円すい状に垂らした荒縄20~30本を手際よく結び付けつり上げていった。サツキやドウダンツツジなど低木の周囲を縄でまとめる「雪囲い」も行われた。

 旅行で金沢から訪れたという夫婦は「地元でもなじみ深い光景。これを見るといよいよ冬が来たなという気持ちになりますね」と話し、等間隔に美しく縄が結ばれていく様子を楽しそうに眺めていた。

 高山市内では中橋の雪つりを合図に今月終わりまで、江名子川沿いや史跡・寺院など約30カ所でも雪つり作業が行われる。

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