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奥飛騨温泉郷・福地温泉でミュージックフェス初開催-地元の若手が企画

会場となる「昔ばなしの里」

会場となる「昔ばなしの里」

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 奥飛騨温泉郷・福地温泉の「昔ばなしの里」(高山市奥飛騨温泉郷福地、TEL 0578-89-2793)で11月5日、「福音FUKUNE~MUSIC FES Vol.0」が開催される。

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 同フェスは今年初開催。きっかけは、福地温泉で共に「温泉宿の息子」である中野聡司さん(30)と山腰哲也さん(27)。これまでそれぞれ県外で仕事をしていたが、Uターンで地元に戻ってきた。「福地は若いお客さんがすごく少ない。若い人にも福地のアピールをしたい、何かやらなきゃいけないと思い、やるならミュージックフェスをやりたい」と、音楽イベントに詳しい名古屋の仕事仲間に協力を仰いだ。

 今年8月末に実行委員会が立ち上がり、約3カ月というスピードで開催にこぎ着けた。東京・名古屋・大阪から10組20人以上のアーティストが出演する。「インディーズ系アーティストとDJ。皆さん真剣に命を懸けて音楽をやっている人たちばかり」と中野さん。機材調達や会場設営は全て実行委員会のメンバー十数人で賄う。「大掛かりなセットが組めないので演奏はアコースティックが中心」と話す。

 飲食ブースも「極力地元のローカルフードを使うよう苦心した」という、「飛騨牛まん」や「美女餅」、近所の温室で栽培している「ドラゴンフルーツのスイーツ」など7店が出店する。

 山腰さんは「今回はプレイベントとしての位置付けなので『Vol.0』とした。来年春ごろにはぜひ『Vol.1』を開きたい。今回は岐阜や飛騨で音楽をやっている人に声を掛ける余裕がなかったが、次回からは地元の人にもたくさん出てほしい」と話す。

開催時間は12時~21時。雨天決行。チケットは、前売り=3,800円、当日=4,800円、地元券=2,000円(当日受付で販売、特典別途=500円)。特典は、福地温泉地内の露天風呂がどこでも1軒無料で入れる「もらい湯手形」。フェス当日、会場受付で「もらい湯マップ」も配布する。

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