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高山で手作り弁当写真展 地元農産物使った小中学生の力作228点

子どもたちの力作弁当の写真がズラリと並ぶ会場の様子

子どもたちの力作弁当の写真がズラリと並ぶ会場の様子

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 高山市役所(高山市花岡町)1階ロビーで現在、子どもたちが作った「手作り弁当」の写真展が行われている。主催は高山市地産地消推進会議。

中学3年女子生徒がおじいちゃんに向けて作った地産地消弁当(関連画像)

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 小中学校に通う子どもたちが大切な人を思いながら自分で作った「地産地消の手作り弁当」を紹介する同展。

 米、野菜、果物、肉、川魚、卵、牛乳など飛騨地域で生産された農産物を必ず2品以上入れることを条件に、夏休み期間の7月~9月に募集したもので、高山市内の小中学校合わせて18校から、小1~小6児童の作品44点、中1~中3生徒の作品184点の全228点をパネル展示している。

 写真には、使った地域食材の説明と共に、「お弁当を食べてほしい人」「食べてほしい人とのエピソード」「弁当を食べた人の感想」などが書き添えられている。

 「食べてほしい人」には、「いつもごはんを作ってくれるお母さんへ」「仕事で疲れているお父さんへ」など父母が最も多く、「日ごろ恥ずかしくて感謝の言葉が言えないおじいちゃんへ」「肉ばっかりでなく野菜も食べるように、兄へ」など家族を選んだ作品が大半を占めている。

 同会議スタッフの中田さんは「地域で生産される農産物に興味を持ってもらい、食への感謝の心を育むきっかけになれば。時間をかけて弁当を作る姿や受け取った人のうれしさが伝わるほほえましい作品ばかり」と話す。

 たまたま用事で庁舎を訪れたという可児市在住の女性は「どれも一生懸命作ったことが一目で分かる力作ばかり。大人顔負けの立派なお弁当で、おかずのレシピは今後の参考にいくつか覚えて帰りたい」と笑顔を見せていた。

 同展示は10月18日まで。

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