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高山の温泉施設で恒例の「マージャン大会」-老若男女40人が参加

老若男女でにぎわうマージャン大会の様子

老若男女でにぎわうマージャン大会の様子

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 高山市一之宮町にある温泉宿泊施設「臥龍の郷(がりゅうのさと)」別館ホールで3月20日、恒例の「臥龍の郷杯麻雀大会」が開催された。

大会初となる大物手も飛び出した

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 昨年4月から春夏秋の年3回開催する同大会は4回目。毎回土曜・日曜や祝日に開催されるとあって、大勢のマージャンファンでにぎわう。当日は、25歳~82歳の男女合わせて40人が参加。世代を超えた初対面同士もマージャン卓を囲んで交流を交わし、終始和やかなムードで会話を弾ませながら休日のひとときを過ごした。

 ルールは「リーチマージャン」と呼ばれる一般的な家庭マージャンをベースに、最大4回親番が回ってくる「東西南北回し」で制限時間1時間区切り。全4回戦が行われ、持ち点順にチームと個人順位が争われた。各特別賞や上位入賞者には地元企業提供の飛騨牛、米、ビール、菓子などが進呈された。

 出場チームの中には、「世界麻雀選手権」に日本チームキャプテンとしてフル出場したほか、数多くの国際大会出場経験を持つ「日本麻雀連盟」乗鞍支部長・渡辺宝さん率いる平均年齢80歳の強豪チーム「高山クラブ」も。

 現在81歳の渡辺さんは「国際ルールとは違うが、非常に楽しい。年老いても若々しく頑張れるのは、頭と手を常に動かすマージャンのおかげ」と笑顔を見せる。渡辺さんは個人3位で前半戦を折り返し、最終成績は5位と敢闘した。

 「高山に競技マージャンのクラブを立ち上げて25年、マージャン歴はざっと60年以上。最近ではメンバーもめっきり高齢化してしまった。今後は若く勢いのある後進の育成に力を注ぎたい。一緒に世界を目指す若者を探している」とも。

 個人優勝を果たした27歳の東裕之さんは「皆さん熟練の方々ばかりで手厳しく、なかなか勝負に持ち込ませてもらえなかった。前半戦は防戦一方、後半戦に運よく勝負手を連続で物にできたことが幸いした。今日は、普段お会いする機会の少ない年代の方々と共通の趣味で交流ができて楽しかった。また参加したい」と話していた。

 同大会運営委員長の宇野恭秀さんは「自分のマージャン好きが高じて始めた企画だが、回を追うごとに開催を楽しみに待ち望んでくださる参加者も増えうれしい限り。当温泉のPRと共に地元交流イベントとして今後も定着していってくれれば」と期待を込める。

 次回は7月を予定。参加料は5,000円(飲食代込み)。年齢制限なし。参加者は当日の入浴料が無料になるほか、参加賞として後日使える同施設の温泉入浴券2枚を進呈する。開催告知や詳細はホームページで確認できる。渡辺さんへの連絡は「高山クラブ」(高山市大新町、TEL 0577-35-23790577-72-2206)まで。

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