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飛騨萩原の食肉店が60周年-レシート全額無料や「なっとく豚」振る舞いなど

創業60周年を迎える食肉店「天狗」の戸谷吉之社長

創業60周年を迎える食肉店「天狗」の戸谷吉之社長

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 飛騨萩原の総合食肉専門店「天狗」(下呂市萩原町)で3月30日と31日、「創業60周年感謝祭」が開催される。

飛騨萩原のブランド豚「飛騨納豆喰豚(なっとくとん)」

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 1953(昭和28)年に創業し今年60年目を迎える同店。社長の戸谷吉之さんは「10年前、50周年で企画した赤字必至の感謝祭には多くのお客さまにお立ち寄りいただいた。あの時の笑顔と活気にあふれた店内の雰囲気が忘れられなくて…」と話す。

 当日は店内全商品を対象に、店頭で60人目ごとに買い物客のレシート金額を全額無料にするほか、買い物客全員に購入金額に応じた半額分の金券を進呈する。期間中は、下呂温泉のホテル・旅館ペア宿泊券や入浴券、市内飲食店で使える食事券を進呈する抽選企画も行う。

 両日10時ごろからは、店舗向かいの十六銀行益田支店駐車場で、同店が一昨年、地域活性化のため地元畜産農家と共同開発したブランド豚「飛騨納豆喰豚(なっとくとん)」を振る舞う感謝祭イベントを開く。

 「なっとく豚」は、納豆とヨモギの粉末を混ぜた飼料と飛騨の水で育てた豚で、常に健康状態が良くほとんど病気にかからないため抗生剤などの薬物を使う手間も省けるという。ビタミンEの含有量が通常値より高く、柔らかい肉質のほか、甘みが強くクリーミーな脂肪が特長。「後引くうまさが自慢」と戸谷さん。

 会場では、来場者になっとく豚を使った「酒しゃぶしゃぶ」「豚汁」「ウインナー」や、「天狗の鶏(けい)ちゃん」を無料で振る舞うほか、「なっとく豚焼きそば」、アマゴ・イワナ・ニジマスなど川魚の「一夜干し」「甘露煮」の販売コーナーも設ける。

 31日11時と14時からは、地元フォークソンググループ「Goo 連帯(ぐーれんたい)」による60周年記念ソング「天狗でブギウギ」、なっとく豚の気持ちに立って作曲したというエレジー(哀愁歌)「なっとく豚の歌」感謝祭記念バージョン、「鶏ちゃん合衆国国歌」などの曲を披露する音楽ライブを開く。

 イベント中の同店営業時間は、30日=9時~19時、31日=9時~17時。戸谷さんは「これからも高品質の肉にこだわり、自社ブランドの向上を目指しながらお客さまに愛されるお肉屋さんとして地域に貢献したい」と意欲を見せる。

 両日、会場近くでは、「南飛騨はぎわら十六館」(下呂市萩原町)で下呂温泉ロケ映画「OL沸騰物語 七子の妖気」上映会(30日=15時~、17時~、19時30分~、31日=10時~、12時30分~)、酒造店「天領酒造」(同町)でも年に一度の「蔵開き」(31日のみ、9時30分~16時)が行われる。

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