飛騨萩原の「天領酒造」(下呂市萩原町、TEL 0576-52-1515)で3月18日、「天領蔵開き」が開催される。代表銘柄は「天領・飛切り」。
地元民のみならず、近所の下呂温泉から観光客も多数訪れるという同イベント。酒蔵を開放し、現在仕込み中の貯蔵タンク見学や酒ごとに精米歩合が異なる「酒米」の展示を行うほか、酒造りで実際に使われている「仕込み水」を敷地内にある「深井戸」からくみ上げて無料で持ち帰ることもできる。
当日は、100本限定の「蔵開放記念酒」や地元洋菓子店「ジークフリーダ」とコラボした「地酒チョコレート」を販売するほか、試飲コーナー(環境配慮のため「じゃのめ(おちょこ)=100円」の購入が必要)では、「今年の新酒」「秘蔵酒」「どぶろく」「麹(こうじ)造りの甘酒」「酒かすの甘酒」などを振る舞う。そのほか、造り酒屋のこだわり「酒のさかな」の試食、餅つき大会、抽選会も予定。案内パンフレットの持参者には、特別純米酒(180ミリリットル入り=1人1本)を進呈する。
同酒造の上野田隆平社長は「飛騨は米・水・酒どころ。このイベントきっかけに、飛騨の自然が育んだおいしい食材と酒を知ってもらい、この地を訪れる楽しみを増やしていただけたら」と参加を呼び掛ける。
開催時間は10時~16時。入場無料。