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飛騨国府「特選館あじか」がリニューアル-巨大ヒョウタン工芸品展示も

拡張リニューアルした野菜コーナー

拡張リニューアルした野菜コーナー

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 高山の「飛騨国府特選館あじか」(高山市国府町、TEL 0577-72-0150)が4月1日、リニューアルオープンした。

オープン記念の「ヒョウタン工芸作品展」

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 同店は2000年、「より安心安全で生産者の顔が見える新鮮農産物を」とのコンセプトで、地場産品を主力に飛騨地域の広域連携を図る公共施設として高山市が開設。現在は約320人の会員で組織し委託管理6年目を迎える「あじかファミリー会」が経営を担当している。

 これまでの店舗面積は約127坪。店内には同会員らが持ち寄った地野菜、農産加工品、工芸品などが並ぶ直売所をはじめ、東日本大震災被災地出身者がオーナーシェフを務める復興レストラン「女川すえひろ」、観光案内・イベント情報の提供や展示に使える多目的スペースを備える。

 「開設以来初めて」という今回のリニューアルでは、「野菜コーナーを広くしてほしい」との生産者・消費者双方のニーズに応え、農産物直売スペースを約2倍の50坪に拡張。これに伴い、生鮮食料品、パン、洋菓子、店内で作る郷土総菜や弁当、手製の工芸品、土産物など常時500品以上を取りそろえる販売コーナーを広げたほか、地元特産の桃、リンゴ、トマトなどの果物や野菜のジュースを提供する喫茶コーナーも新設した。

 支配人の垣内喜久雄さんは「山菜シーズンが始まる5月を皮切りに、野菜苗の販売、夏や秋の収穫最盛期とこれからどんどん持ち込みが増え、売り場スペースはこれまで大変なことになっていた(笑)。会員には、毎朝当店まで商品を運んでくることを生きがいにしている高齢者も多く、今後はそれに応えられるのが何よりうれしい。多くのお客さまに来店いただき、選択肢が増えてより充実した店内で飛騨の旬を感じてもらえれば」と話す。

 リニューアル記念として、4月13日・14日には先着200人に地野菜や農産加工品などを進呈するほか、多目的スペースでは現在、「長ヒョウタン」「大ヒョウタン」で数々の日本記録を持つ同町在住の大林繁さん・義子さん夫妻による「ヒョウタン工芸作品展」も開催している。4月20日まで。

 営業時間は8時~16時(喫茶コーナー=10時~16時)。月曜定休(5月から無休)。

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