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高山で「モンスター&ミスフィッツ3」-「百鬼夜行」テーマに、幻想アート作品100点超

「百鬼夜行」がテーマのファンタジーアート作品が所狭しと並ぶ

「百鬼夜行」がテーマのファンタジーアート作品が所狭しと並ぶ

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 日下部民藝館(高山市大新町1)で9月13日、ファンタジーアート作品の展覧会「モンスター&ミスフィッツ3」が始まった。主催はコレクターズフィギュアやオブジェトイを取り扱う「飛騨高山 留之助商店」(高山市本町3、TEL 0577-35-5655)。

主催者の中子真治さんと来日したアーティストたち

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 世界屈指の欧米ファンタジーアート作家の作品を紹介する同展は今年で3回目。今回のテーマは「百鬼夜行」。出品数は過去最多となる108点で、全て同展のために製作したオリジナル作品。異世界の怪物や小悪魔・妖怪など空想の生き物たちを表現した絵画、彫刻、ぬいぐるみなどが並ぶ。展示作品は販売も行う。

 参加アーティストは、ブラント・ピータースさん、キャシー・オリヴァスさん、クリス・ライニャックさん、ドクターAさん、ラグナーさん、アマンダ・ルイーズ・スペードさん、アンドリュー・ベルさん、カリーサ・スウェンソン、スタン・マヌキアンさんの9人。

 開催初日の会場には、参加アーティストの中からブラントさん、アマンダさん、クリスさん、ドクターAさん、アンドリューさんの5人が来場。業界関係者や作品ファンらと交流を図るレセプションパーティーを開いた。

 ブラントさんは、自身の作品について「前回来日した際に、高山祭の宵(よい)祭を見た。家の軒先や祭り屋台の明りちょうちんが暗闇の中で揺らめきながら連なって浮かぶ幻想的な風景は、今回の作品にとって重要なインスピレーションの基になった」と振り返る。

 会場にはこの日、北海道から飛行機・鉄道・バスを乗り継ぎ12時間かけてきたというファンや、自家用車で千葉県を朝4時に出たというファンの姿も。「世界のスーパースターが自分の目の前にいて現実感を失いそう。夢みたい。本当に来てよかった」と興奮気味に話していた。

 留之助商店店主の中子真治さんは「新しい芸術の形を模索したいと思い企画した当展覧会も3回目を迎え、海外のアートコレクターの間でも話題に上るほど評判の展覧会に育った。この企画を通じて、こんなアートやおもちゃの世界もあるんだなという体験を味わって頂ければ」と来場を呼び掛ける。

 開館時間は9時~16時30分。入場料金は大人(高校生以上)500円、小・中学生300円。詳しくは「留之助商店」ホームページでも確認できる。9月26日まで。

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