高山の弥生橋近くに1月5日、みたらし団子専門店「福太郎」(高山市下三之町)がオープンした。経営は田掘文範さん
店舗面積は約5坪。昔ながらの対面販売を行い、テークアウトに対応する。休憩スペースも併設し、古民家の面影を色濃く残す店内では焼きたての団子を食べながら無料でお茶も用意。観光案内パンフレットなども置き、市内観光の情報収集もできるようにした。
飛騨名物の一つに数えられる「みたらし団子」が専門の同店。この地方独特のしょうゆ味のみで味付けされたシンプルで素朴な焼きたて団子を提供する。文範さんの母・千江子さんが手際よく団子を焼いていくそばからは、しょうゆの焼ける香ばしい香りがあたり一面に広がる。価格は、1本=70円、10本=600円。
同店の団子の特徴は「原料から製造まで全て自家製で賄っている」点。原料となる米は「飛騨コシヒカリ」100%で、全て田堀さんの農場で収穫したものを使う。田掘さんは「市内のいろいろな団子屋さんを食べ歩いて食感を研究し、米粉のひき方から水分量の配合など試行を重ね独自の食味を生み出した。米のうまさが引き立つ団子に仕上がったと思う」と自信を見せる。
営業時間は9時30分~16時30分。