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飛騨古川の古民家カフェで写真展-「モロッコの碧い街」

展示写真を選ぶ臼井真弓さん(左)と店長の森本純子さん(右)

展示写真を選ぶ臼井真弓さん(左)と店長の森本純子さん(右)

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 飛騨古川の古民家カフェ「壱之町珈琲店」(飛騨市古川町、TEL 0577-73-7099)で2月20日、同町在住の会社員・臼井真弓さんの写真展「モロッコの碧(あお)い街」が始まった。

自身初となる写真展を開く臼井さん

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 北アフリカ大陸北西部にあるモロッコ王国の北部、リーフ山脈中腹にある「シャーウェン」の山村風景を紹介する同展。店内には、臼井さんがこれまで撮りためた3000点以上の現地写真の中から、特にお気に入りという風景写真32点を展示する。

 東京都出身の臼井さんは昨年7月、輸入雑貨などの業務で4年間滞在していたモロッコ中部の最大都市「マラケシュ」から、仕事の都合で飛騨に初めて移住。程なくして同店の常連客となった。

 「冬のある日、店長が『飛騨では冬の間、極端に客足が落ちるので困った』とふとこぼすのを聞いた。ちょうど今年4月に飛騨を離れることが決まっていたし、これまでお世話になった感謝として最後に何かお店の助けになるようなことはないかと考えた。そこで、いつかは自分の写真展を開きたいと思っていたので、思い切って店長に企画を提案した」と話す。

 「モロッコは地区によって景観色が決まっていて、現地の人はその色を誇りとして昔から大切に守っている。マラケシュの景観色はピンク。シャーウェンは目が覚めるようなブルー」と臼井さん。

 「シャーウェンまではマラケシュからバスを乗り継ぎ片道平均13時間。道のりは遠かったが、まとまった休みや暇さえあれば必ず行っていた。絵の中に迷い込んだような錯覚に陥るほど美しいブルーの町並みが大好きで、何度行っても飽きなかった。イメージは、『モロッコの白川郷』かな(笑)」とも。

 「写真は暑い夏に撮影したもの。寒い冬にカラフルな光と暖かさを感じてもらえれば。多くのお客さまがこの店に足を運ぶきっかけにつながればうれしい」と来店を呼び掛ける。

 展示期間中は、店内でカレーライス(700円)かカレーセット(コーヒー・サラダ付き、800円)を注文した来店客に、臼井さんの撮影した「シャーウェン・写真ポストカードコレクション」の中から好みの1枚を進呈する(先着30人まで)。

 営業時間は10時~17時。火曜定休。3月4日まで。

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