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高山で東京芸大版画研究室作品展&ワークショップ-ギャラリートークも

東京芸大版画第2研究室の作品展示(写真提供=東京藝術大学)

東京芸大版画第2研究室の作品展示(写真提供=東京藝術大学)

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 飛騨高山まちの博物館(高山市上一之町)永田酒蔵跡で3月1日、東京芸術大学版画第2研究室による作品展&ワークショップ「東京藝大×飛騨高山」が開催される。

木版画ワークショップ

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 飛騨高山文化芸術祭「こだま~れ」プロジェクトの一環。同大が単体の作品展示やワークショップを開くのは、高山では今回が初めて。

 両者のつながりは1942(昭和17)年、太平洋戦時中に同大研究室の一部が高山へ疎開したことから。以来、陶芸や木版画など飛騨の伝統的な文化芸術の研究に始まり、15年前から地元で2年に一度開催する版画コンクール「飛騨高山現代木版画ビエンナーレ」では、同大の教員が歴代審査員を務めるなど深い交流を続けてきた。

 会期中は同大版画研究室第2研究室の教員や大学院生など10人の作家による現代版画の作品展示を行う。

 3月1日には、出品作家らによる作品解説やギャラリートーク(11時~、15時~)、版画彫刻のデモンストレーション・同大研究室スタッフと「干支の馬」や「ぽち袋」を制作する「木版画ワークショップ」(11時~16時)を開く。いずれも参加無料。

 同大准教授の三井田盛一郎さんは「版画を作る人は、技法が古くても最新でも新鮮な驚きをいつも作り出そうとしている。一般にいう絵でも印刷でもないところに版画はあり、後ろを振り返らずに作り続けていくと不思議なことが起こり始める。会場では、木の国・飛騨高山の引力にひかれて来る大学の仲間のいろいろな仕掛けを通じ、『おや、これが版画かしら?』という驚きを感じてもらえたら」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は9時~19時。入場無料。3月9日まで。

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