食べる 暮らす・働く 学ぶ・知る

高山にトマトジュース専門店-「庄兵衛さんのとまじゅう」、地元農家が直営店

「昭和の学級風景」をイメージした店内

「昭和の学級風景」をイメージした店内

  • 0

  •  

 寺田農園(高山市丹生川町、TEL 0577-78-1647)が4月12日、無添加トマトジュースメーンのアンテナショップ「庄兵衛さん家のとまじゅう」(上二之町、TEL 0577-78-2639)をオープンした。

トマトジュースの飲み比べも

[広告]

 飛騨地方の寒暖差を生かした高冷地トマトの栽培を中心に、加工品の製造販売などを手掛ける同農園の直営店。

 店舗面積は6坪。店名の「庄兵衛(しょうべえ)」は、地元で昔から呼び慣らわされてきた同農園の屋号から。店内は「昭和の学級風景」をイメージ。黒板や昔ながらの灯油ストーブ、懐かしの木の机などが並ぶ。

 主力のトマトジュースは品種別に3種類。全て無添加で、素材のおいしさだけで味の違いを出している。ラインアップは、「うんまい」(モモタロウ、500ミリリットル入り800円)、「ごっつお」(フルティカ、同1,100円)、「うたてえ」(ピッコラルージュ、同1,800円)。「うたてえ」は飛騨言葉で「ありがたい」の最上級用法。

 このほか、3種飲み比べセット(600円)、トマトジュースのテークアウト(300ミリリットル、塩せんべい大1枚付き、350円)など。収穫時期は旬のトマトも店頭販売する予定。

 代表を務める寺田真由美さんは今年3月、農山漁村の男女共同参画を目指す優良活動表彰で、最高の農林水産大臣賞を受賞。「これまで、生産物の安心・安全はもちろんのこと、味覚の鋭い子どもたちに選んでもらえる商品作りに力を入れてきた。今後、新しい農業スタイルの学び舎として当店を運営し、地元農業後継者の育成と発展に貢献したい」と話す。

 店内には、地元作家のクラフト作品販売スペースも設置。「ものづくりを通じて異業種が接点を生みだすコミュニティーの拠点としても発展していければ。家庭菜園の相談対応や食育勉強会なども随時開いていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は10時~16時。火曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース