山の村だいこんマラソン実行委員会は現在、飛騨市神岡町山之村地区で9月15日に開く「第15回 山の村だいこんマラソン」の参加ランナーを募集している。
食味が良いが流通量が少ないため、「幻の寒干しダイコン」とも呼ばれる代表的特産品を持つ同地区。標高約1000メートルの高地で育つダイコンとロケーションの良さを満喫してもらおうと開く同大会は今年で15回目。今回は飛騨市合併10周年の節目を記念し、北京オリンピック男子陸上4×100メートルリレーで銅メダルを獲得した朝原宣治さんをゲストランナーに迎える。
同会事務局の砂田貴弘さんは「コースに信号機が一つもないのも特徴。かやぶき屋根の民家や自然に溶け込む田園風景など、まるで昔話に出てきそうなロケーションの中、ランナーにのんびりゆったり走っていただけるよう、各種目の制限時間は3時間に設定している。大会を通じて山之村の良さを体感してもらえれば」と参加を呼び掛ける。
昨年は1317人が参加した同大会。コースは「だいこんコース」(21.0975キロ)、「ほうれん草コース」(10キロ)、「トマトコース」(5キロ)、「たんぽぽコース」(3キロ)の4つ。募集は幼稚園・保育園児から全年齢の健康な男女。
当日は各部門に上位賞、完走賞を用意するほか、ランナー全員に参加賞としてダイコン、ホウレンソウなど地元で朝一番に採れた高地野菜を進呈する。会場では、応援の家族も楽しめるよう山之村牧場の手作りソーセージなど各種地元グルメを集めたバザーも開く。
参加費は幼稚園・保育園児=500円(要ジョグ&ウォーク参加保護者同伴)、ジョグ&ウォーク=1,500円、小中高生=1,500円、一般=3,000円。定員は合計1600人。雨天決行。申し込みはインターネット・携帯サイトおよび所定の振込用紙(8月2日までに必着)で同大会実行委員会まで。エントリー締め切りは8月9日。
今年から参加者の要望でJR飛騨古川駅発着の無料送迎バスも運行する(要予約)。問い合わせは同会事務局(飛騨市神岡町TEL 0578-82-2255)まで。大会の詳細はホームページでも確認できる。