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飛騨高山の郷土菓子「げんこつ」にリンゴ味-道の駅なぎさで限定販売

「売れ行きが好調でホッとしています」と商品発案者の長瀬さん

「売れ行きが好調でホッとしています」と商品発案者の長瀬さん

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 道の駅「なぎさ」(高山市久々野町渚=くぐのちょう、TEL 0577-52-4100)は11月26日、きな粉あめ「りんごのげんこつ」の販売を開始した。製造は打保屋(久々野町柳島)。

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 「げんこつ」は、きな粉と米粉を水あめなどで練りこんだソフトな食感が人気の飛騨の郷土菓子。1890(明治23)年創業の「打保屋」は、同商品をはじめ飛騨の駄菓子の製造と販売を手掛ける老舗。

 リンゴ味の「げんこつ」誕生のきっかけは、同駅の販売スタッフ・長瀬和代さんの「ひらめき」だった。「久々野町の特産品はリンゴ。リンゴを使った新商品をもっと販売できないかと思っていたところ、『げんこつ』に目がとまった。大好きなお菓子のリンゴ味があったら食べてみたいと思った」と長瀬さん。

 「同じ町内に住んでいるご近所さん」という打保屋に話を持っていった所、二つ返事でOKをもらった。夏の終わりから同駅とが共同で開発にあたり、発案からわずか2カ月というスピードで商品化した。

 久々野産リンゴ100%のジュースを特殊製法で練り込んだ同商品。食べた瞬間からリンゴの香りと風味が口いっぱいに広がり、最後にきな粉の素朴な味わいがくる。販売開始からまだ間もないが、試食品を食べた人の多くが購入していくという。「好評でうれしい」と長瀬さん。

 「りんごのげんこつ」は道の駅「なぎさ」でのみで販売する限定商品。200グラム入りで、価格は380円。単品での通信販売は今のところ予定していないが、同駅販売のふるさと小包、「りんごづくしセット」(3,000円、送料無料)、「まるごと久々野セット」(4,100円、同)に急きょ追加された。小包の問い合わせは電話で同駅まで。

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