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飛騨のジム初のプロボクサー・中野精選手がデビュー戦 宿縁のゴング、いざはじめの一歩

プロデビュー戦に向け練習に励む中野精選手

プロデビュー戦に向け練習に励む中野精選手

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 「杉田ボクシングジム」(高山市上岡本町3、TEL 0577-77-9139)に所属するプロ第1号ボクサー、中野精(しょう)選手が9月24日、名古屋の武田テバオーシャンアリーナ(名古屋市港区)でデビュー戦に臨む。

森川ジョージさん直筆額を前に杉田会長と

 当日は、岐阜県多治見市出身で世界2階級制覇王者のプロボクサー、田中恒成選手(畑中ジム)が世界3階級制覇を懸けて2回防衛の現王者・木村翔選手(青木ジム)に挑むWBO世界フライ級タイトルマッチ12回戦の前座第1試合として、同じくデビュー戦となる山田竣介選手(伊豆ボクシングジム)とスーパーフェザー級4回戦を行う。

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 高山市朝日町出身で現在19歳の中野選手は16歳の時、楽しく体力作りができたらと杉田ジムの門をたたいた。昨年4月、同ジムが日本プロボクシング協会加盟のプロ養成ジムになったのをきっかけにプロボクサーを志し、本格的に練習を開始。同ジムの寮に入り、毎朝6時からロードワーク、昼夜はジムでの練習に打ち込む一方、学業とアルバイトもこなしながら今年2月、プロテストに合格。飛騨地域のジムから初のプロボクサーとなった。

 飛騨市古川町出身の杉田竜平同ジム会長は日本スーパーフェザー級元王者。高校1年生の時、森川ジョージさん原作のボクシング漫画「はじめの一歩」を読んでボクサーに憧れ、高校卒業と同時に、WBC世界スーパーバンタム級元王者で日本スーパーフライ級元王者の畑中清詞さんが当時開設したばかりの「畑中ジム」(名古屋市北区)に入会。1995年4月、同ジムのプロ第1号ボクサーとしてデビューした。1996年、全日本新人王MVP獲得。現役時代は「尾張の竜」の異名でKOの山を築いた。プロ通算戦績は35戦30勝(22KO)3敗2分け。

 杉田会長は「『一歩一歩』が当ジムのモットー。日々の地道な努力の積み重ねが大きな力になる。ボクシングを通じ、本気で自分を変えたい人の力になれたら」と話す。

 中野選手のプロデビュー戦に当たり、「思い起こせば私のデビュー戦も、薬師寺保栄さんの4度目の王者防衛がかかったWBC世界バンタム級タイトルマッチという大一番の前座第1試合だった。何か宿命的な縁を感じる」と杉田会長。「あの時は2ラウンドKO勝ちだった。験のいい条件は出そろっている。後は中野の精進次第。普段の練習で培った力を出し切り勝利ではじめの一歩を踏み出してほしい」とエールを送る。

 中野さんは「会長と同じスーパーフェザー級で頂点を目指したい。毎日練習以外でも常にボクシングの事を考え、自分の弱さに負けないよう気を引き締めている。絶対に勝ちたい。応援お願いします」と力を込める。

 同ジムでは現在、入場観戦チケットを販売している。価格は、VIP席=5万円、アリーナ席=3万円、スタンド席=1万円。13時ゴング。