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高山に格闘技&フィットネスジム-地獄からカムバックした元キックボクサーが開設

2分×2Rで行われたスペシャルエキシビションマッチの様子(左から寄本さん、安廣さん)

2分×2Rで行われたスペシャルエキシビションマッチの様子(左から寄本さん、安廣さん)

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 高山に4月1日、地元出身の元キックボクサー・寄本哲平さんのジム「High-Mount(ハイマウント)」(高山市昭和町、TEL 0577-77-9142)がオープンした。8日に行われたオープニングイベントでは、元K-1選手で空手家の安廣一哉さんと寄本さんによるエキシビジョンマッチなどが行われた。

トレーニングスペース

 ジムの総面積は約40坪。寄本さんが全て手作りでコツコツと完成させたという約30坪のジムスペースには、、サンドバッグ4台、パンチングマシン2台のほか、大きな鏡や筋力トレーニング機器などを設置する。

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 コンセプトは「無理をせず自分のペースで楽しく続ける格闘技」。男女問わず3歳以上の幼児(保護者同伴)から成人まで幅広い年齢層を対象とし、キックボクシングの動きを取り入れたキックボクササイズやストレッチ指導を行うほか、本気で格闘技選手を目指す人の育成にも対応する。

 代表の寄本さんは波乱万丈の人生経験を持つ。20歳の時、タイでプロデビュー(ムエタイ選手との非公式戦)。1999年11月から全日本キックボクシング連盟に所属し、ウェルター級プロライセンスを取得後は「山内佑太郎選手(後のWBCムエタイ日本スーパーウェルター級初代王者)に3RKO勝ち」「全日本キックボクシングウェルター級ランキング1位・千葉友治選手に2RKO勝ち」など華やかな成績を収め、格闘家人生これからという矢先、バイク事故に遭い重症を負う。頭蓋骨骨折による左三半規管喪失、左耳の聴力を完全に失ってしまった。

 「自分は事故に遭ったんだと気付いたのは、事故から20日たった病院のベッドの上だった。立ち上がると強烈なめまいと吐き気が襲う。地獄だった…」と当時を振り返る寄本さん。「最初は一歩歩くのもつらかった」という状態からリハビリを始め、「好きだった格闘技をまたやりたい」と執念の末、事故から4年たった2008年、見事カムバックを果たし再びリングの上に立った。

 それから約1年10カ月の間、左側の三半規管と聴覚喪失のまま格闘技を続け、2009年7月には初のメーンイベントにも抜てき、2010年3月、ラスト試合をKOで飾り引退した。

 生まれ故郷の高山に帰ってきた寄本さんはその後、リハビリ中に出合った「格闘技エクササイズ」の経験を生かし、高山市内のカルチャー教室や小学校の体育館で2年間、一般の子どもや大人を対象に格闘技とフィットネスの指導を行ってきた。

 念願のジム開設にあたり寄本さんは「何事も、『好きになって楽しみながらやる』というのが一番大事。きっかけは遊びの延長でもいい。早く強くなりたい人はストイックに練習するも良し。ゆっくりでもそれは人それぞれ。気がついたら強くなっているという指導を行っていきたい。見学大歓迎。気軽に遊びに来てほしい」と話す。

 練習時間は15時~22時30分(土曜・日曜は21時まで)。月曜定休。入会金は男性コース=1万円、女性コース=5,000円、中高生以下無料。月会費は3,150円(幼児クラス)~8,400円(成人男性・オールマイティーコース)。現在、オープニング記念として入会金無料キャンペーンを実施中(4月末日まで)。