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シンガー・ソングライター「たむらぱん」、出身地・高山で凱旋ライブ

小学校の担任教諭や親せきの子どもたちから花束を受け取る「たむらぱん」

小学校の担任教諭や親せきの子どもたちから花束を受け取る「たむらぱん」

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 高山出身のシンガー・ソングライター・田村歩美さんのソロプロジェクト「たむらぱん」が2月25日、こくふ交流センター (高山市国府町)で凱旋(がいせん)ライブを開いた。

地元中学校の生徒と共に『ゼロ』を歌う「たむらぱん」

 「ただいま~!」――ライブ冒頭、観客席からの呼び掛けに応え、大きな拍手に包まれる田村さん。「地元でちゃんとやるのは初めて」と話す凱旋ライブのチケットは発売即完売。当日は、この日を心待ちにしていたファン600人が会場に駆け付けた。

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 田村さんは現在、CMソングやTV番組のタイアップ曲を数多く手掛けるほか、今年1月には自身4枚目となるアルバム「mitaina(ミタイナ)」を発売。英パンクバンド「SNUFF」との異色コラボなど精力的に音楽活動を展開している。

 「初めて私の事を見る人も多いと思い、幅広い年齢層の人に身近に感じてもらえたら」と田村さん。ライブはアコースティック・スタイルの2部構成。「たむらぱん」として2曲目に作り、「上京する時の見送られる瞬間を歌った」という曲「アイノウ」をはじめ、故郷を思いながら作ったという未発表の新曲など全15曲を90分にわたり披露した。

 「18歳で地元を勢い出た反面、『出たなりの事をしなければ帰れない』と、ずっと『地元』というハードルが高かった」と田村さん。「ステージに立った瞬間、うれしくてグッときてしまった。(客席に)知っている人がたくさんいて何かすごく不思議な気分。すれ違う人に『おめでとう』と言われ、『ありがとうございます』…何か私が結婚するみたい(笑)」と話した。

 ライブでは、「そうさ僕らはいつもスタート地点 見失ってもまた戻ればいい」と歌う曲「ゼロ」を、地元中学校の女子生徒らのコーラスをバックに歌うという演出も。

 ライブを終えた田村さんは「後半に進むにつれて『地元でやっているんだ』という感触がじわじわと強くなっていった。中学の生徒たちと歌いながら、『あー、私もこんな感じだったな』と、自分の思い出を振り返っていた。まだまだ道の途中だけど、途中なりに(地元ライブという)目標が一つ達成できてうれしい。そして次に地元に来る時は、『さらに成長した自分を見せたい』という新たな目標ができた」と笑顔を見せた。