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高山で「肘祭り」開催迫る 「肘神神社」御朱印に「肘」和菓子、地元商店も応援

お披露目を待つ肘神神社前で来場を呼び掛ける「流れ星」の2人。敷地内の左壁にはクラウドファンディングによる寄進者の芳名板も(7月31日撮影)

お披露目を待つ肘神神社前で来場を呼び掛ける「流れ星」の2人。敷地内の左壁にはクラウドファンディングによる寄進者の芳名板も(7月31日撮影)

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 飛騨出身のお笑いコンビ「流れ星」の漫才ネタを具現化した「肘祭り」が8月1日、高山の中心市街にある本町三丁目商店街で開催される。

「肘祭り」開催を目前に控えた本町三丁目商店街

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 8月1日・2日に本町一丁目~四丁目商店街で開催される夏の恒例イベント「高山本町納涼夜市」の一環。

 「肘祭り」は同コンビの漫才ネタ「肘神様」に出てくる架空の祭り。実現を望むファンの声を受けクラウドファンディングで支援を呼び掛けたところ、運営資金が集まり具現化。同商店街にある「EaTown(イータウン)飛騨高山」隣の空き地に7月27日、「肘神様」を祭る肘神神社が建てられた。

 同商店街では7月31日、アーケードに肘祭りの横断幕やのぼりを掲げ、BGMに「肘踊り」のテーマ曲を流すなど準備が整った。会場には流れ星の2人も訪れて最終チェックを行い、後は来場者を待つばかりとなっている。

 当日は、肘神神社除幕式をはじめ、本町三丁目の各店が「おもちゃのアラジン→おもちゃのヒジジン」など店名を変更するほか、歩行者天国の道路いっぱいに広がり「みんなで肘踊り」を行うなど同商店街を「肘」一色に染め上げる。

 肘神神社最寄りの和菓子店「ひよこ庵」(本町3)では、肘祭りに合わせて考案した新作和菓子「神の肘置き」を販売する。同商品は国産の特選もち粉を使った羽二重餅で店主自慢の白あんを包んだ生菓子。舌触りのよいフワフワ食感が特長という。商品の構想や包装デザインには流れ星の2人も協力したという。価格は、1個=200円、「肘祭り」限定化粧箱・6個入り=1,320円。

 店主の道田健一さんによると、「流れ星」瀧上伸一郎さんとは中学時代の同級生という。「クラスの席替えでなぜかけんかしたのも今ではいい思い出。清水ミチコさんに次ぐ高山市出身の人気者になった。瀧上さんは中央で、私は地方から共に地元を盛り上げていければ」と意気込む。

 「おもちゃのアラジン」(同)では、「肘神神社 御朱印」(300円)を販売する。御朱印は一枚一枚心を込めて、訪れた日付けを手書きで入れるという。店長の上嶋清成さんは「流れ星の要望を受け、うちで取り扱うことになった。みんなにご利益があるよう願うばかり。訪れた人が笑顔になれるよう本町三丁目商店街全店を挙げて精いっぱいおもてなししたい」と笑顔を見せる。

 開催時間は11時~19時。雨天決行。

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