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飛騨で9年ぶりアングラ・テント芝居-新宿梁山泊が公演「ベンガルの虎」

宇津江四十八滝公園に設営された「紫龍テント」

宇津江四十八滝公園に設営された「紫龍テント」

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 高山の宇津江四十八滝公園(高山市国府町)で10月14日~16日、新宿梁山泊第45回公演テントツアー2011「ベンガルの虎」が行われる。公演に先立ち同11日、同劇団メンバー25人が国府町に到着し、トレードマークの「紫龍テント」がお目見えした。新宿梁山泊のテント芝居は2002年の「吸血姫」以来9年ぶり。

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 飛騨公演は、9月30日に大阪から始まった新宿梁山泊テントツアー2011の最終公演となる。演目「ベンガルの虎」は、劇作家・唐十郎さんの最高傑作といわれる作品で、新宿梁山泊を主宰する金守珍(キム・スジン)さんの演出が見どころ。芝居は3部構成で1部約1時間 全3時間の大作。

 同公演実行委員会長で高山市内にアートスクールを開く画家の弓削義隆さんは「およそ25年前、大学時代の後輩で当時、状況劇場に所属していた俳優の六平直政さんを頼りに、唐十郎さんらのアングラ演劇を飛騨で初めて上演したのがきっかけ。以来、現在まで不定期ながらアングラ演劇を飛騨に呼び続けてきた。今回もアクセスの悪い飛騨の地に名だたる大看板が来てくれて本当に感謝している。ぜひ飛騨の人に本物を見てほしい」と話す。

 初めてアングラ演劇の芝居を見る人に向けて、「話の筋を追うと難しくなってしまうので、何も考えず、テントといった特殊な舞台装置を生かした水や風の演出と、目の前で行われる俳優たちの息遣いを五感で感じ取って楽しんでほしい。」と同劇団・制作担当の三浦伸子さん。同劇団の公演は毎回8割以上が飛騨の地元客で、残りが近隣県外からの客だという。

 開演時間は、14日=19時、15日・16日=18時30分。当日券は、階段席=3,800円、桟敷席=3,000円。問い合わせは実行委員会事務局(ぽころこアートスクール=TEL 0577-34-7286)まで。

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