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飛騨まんが王国で「古本バザール」-1冊10円均一、図書整理で蔵書放出

多くの来場者でにぎわった古本バザール会場

多くの来場者でにぎわった古本バザール会場

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 飛騨まんが王国(飛騨市宮川町、TEL0577-62-3259)で4月27日、所有する漫画本などの蔵書を10円均一で販売する「古本バザール」が開催された。5月5日・6日にも同様のイベントを行い、3日間で計7000冊ほどを放出する。

「まんが王国名物・キャベツ焼き」も販売

 温泉宿泊施設「おんり~湯」に併設する漫画図書館「まんがサミットハウス」で3万5000冊以上のコミック・漫画本が閲覧できる同施設。1994年の開設以来、日本全国から漫画と関係資料の寄付を受け入れてきたが、大規模な蔵書整理が必要となったため企画した。開催は今回が初めて。

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 価格は1冊10円。重複所蔵のコミックを中心に、雑誌、画集など1日約3500冊を並べる。昭和40年代前後に出版された貴重な初版本も多く、中にはバザー開始数秒で売り切れる本も。販売書籍は、空きスペースに応じて随時更新追加する。

 バザー初日のこの日、会場には高山市、飛騨市のほか、近隣の富山県からも多くの人が集まりにぎわった。富山市から来た70代の男性は「今日はイベントでなく草花を見に来たが、若いころに読んだ白土三平さんの忍者漫画を見つけ、懐かしさのあまり思わず購入した。家に帰ってからもう何十年も忘れていたあの時の感動をゆっくり味わいたい」と笑顔を見せた。

 高山市から来た30代の男性は「日本一太っ腹な古本市で夢のような時間を過ごさせてもらった。購入した本を大切にしたい」。20代女性は「みんなが面白いという手塚治虫さんの漫画を一度も読んだことが無くて、この機会に」。

 自分のおこづかいで「ブラックエンジェルズ」4冊を購入したという小学男児は「立ち読みしたら、普通の人が悪いやつをやっつける話が面白かった」。「プラモ狂四郎」を選んだ男児は「プラモって何のことかよく分からないが、表紙のロボット(ガンダム)がかっこよかったので」。

 企画した松永さやかさんは「来場者の皆さまから、『一桁間違えてるんじゃないの?』『持っていく所に持っていけば高く売れるのになぜ?』と心配されるが(笑)、1冊10円にした理由は本の価値は人それぞれで、私たちが決めることではないと思ったから」と話す。

 「飛騨の山奥に、こんなにも面白くて魅力的な施設があるよと知ってもらいたい。孫や娘息子ほど年が離れていても、知らない世界を教え合って盛り上がれるのが漫画。ぜひ家族連れでお越しいただき、温泉や春の自然と併せて楽しい時間を共有してもらえれば」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は10時~15時。