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飛騨・神岡の地底空間にデータセンター構想-地元でシンポジウム開催

会場は年配者の参加が多く見られた

会場は年配者の参加が多く見られた

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 飛騨の神岡町公民館(飛騨市神岡町東町)大ホールで12月9日、「エコ・データセンター神岡 ~現状と将来への展望」が開催された。情報システムを一括管理するデータセンター構想の関連企業関係者らを招き行われたシンポジウムには、市民ら約350人が参加した。主催は地元有志らでつくるエコ・データセンター建設促進会議。

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 同シンポにはパネラーとして、森トラストの関連企業「プラネット」(東京都品川区)社長の平松忠敏さん、IT企業「インテック」(富山県富山市)会長の中尾哲雄さん、「アクセンチュア」(東京都港区)の森泰成さん、民主党衆議院議員の今井雅人さん、神岡商工会議所会頭の牛丸欣吾さんの5人が出席した。

 データセンター(以下DC)を神岡の地下鉱山跡地に建設しようとの構想は、約5年前から地元中心に計画案が持ち上がっていたが、経済不況などにより具体化には至らなかった。今回開かれた意見会では、東日本大震災以降、DC建設の必要性は高まっているとして、同構想の現実的な可能性が話し合われ、全国にあるDCの約72%が関東圏を中心に一極集中している危険性や、神岡町が立地に適した土地であることなどが語られた。

 平松さんは、「(DC建設は)必ず実行したい」と強調、当日は会場まで連れて来たという電力会社の技術者などを来場者らに紹介した。その他のパネラーも、DC建設について現実的な具体案を述べた。

 最後にパネラーらは、会場の参加者からの「自然への影響やテロなど、DC建設後のデメリットはないのか」など、いくつかの質問に回答した。

 当日の模様を録画した映像はユーストリームで視聴することができる。

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