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高山に飛騨牛革製品専門店「ヒダ・カーフ」-飛騨牛のランドセル主力に

子どもに長く使ってもらいたいと鈴木さん

子どもに長く使ってもらいたいと鈴木さん

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 高山に11月3日、飛騨牛革製品専門店「HIDA Calf(ヒダカーフ)」(高山市岡本町、TEL 0577-32-5788)がオープンした。経営は高山化成(冬頭町)

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 同店はもともと、飛騨牛の原皮を扱う皮革の卸専門問屋。飛騨食肉センターに出荷された黒毛和牛の皮を直接買い取り、加工している。会長の鈴木良夫さんは「これまでは普通の『牛革』として加工品の原皮を販売していたが、せっかく間違いなく100%飛騨牛の皮なので、これを使って地元の新名物ができないかと考えたのが飛騨牛革製品開発のきっかけ」と話す。

 「飛騨牛革100%のランドセル」が完成したのは昨年12月。「ランドセルの耐久性と重量のバランスに一番苦労した。一番負担のかかる背負いひもの部分は、ランドセル製造の老舗・松山カバン(愛知県春日井市)にお願いし完成品に仕上げた」と鈴木さん。

 牛1頭から平均4個しか取れないという同商品は光沢が高級感を漂わせる。「子どもたちに長く使ってほしい」との思いから6年間保障し、壊れても即修理に応じる。同店は飛騨牛ランドセルが主力商品だが、他にも飛騨牛革を使ったサイフやベルト、ペン立てなども販売している。飛騨牛ランドセルには100%本物飛騨牛革使用の証しとして「飛騨牛」の刻印が付く。

 飛騨牛革製品について、鈴木さんは「飛騨牛というブランドの重みと責任をひしひしと感じている。革製品でも下手なものは作りたくない。コストはかかっても良いものを作りたい。卸業者ならではの価格で勝負する。たくさんの方々が飛騨牛革製品を手にして、飛騨に親しんでもらえれば本望」と話す。

 飛騨牛ランドセルは6色展開(黒・赤・ココアブラウン・ダークグリーン・チェリーピンク・ローズピンク)。価格は、通常サイズ=4万3,000円、子どもの負担が少ない小さめサイズ=3万8,000円。いずれもA4サイズ対応。店頭販売のほかネットでも販売する。

営業時間は平日10時~18時(土・日は19時)。

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