飛騨・古川の「蒲酒造場」(古川町壱之町 TEL 0577-73-3333)で11月10日、新酒の完成を知らせる「杉玉」(すぎだま)の架け替えが行われ、酒蔵を訪れた人に初たる開けの新酒が振る舞われた。
青々とした「杉玉」は別名「酒林」(さかばやし)とも呼ばれ、新酒の初蔵出しを知らせる合図。一年に一度、毎年この時期に架け替えられ、同時に新酒の販売がスタートする。「飛騨では早い方」という古川町の「杉玉替え」を皮切りに飛騨の酒蔵はいよいよ新酒のシーズンを迎える。
10月10日から仕込み始めたという新酒「本醸造 やんちゃ搾りたて原酒」は「ひだほまれ」を使用。「できたてのフレッシュな荒々しさと、やや甘口で濃厚な味わいがのったおいしい酒に仕上がっている」と専務の蒲敦子さん。同酒は冬季限定品として1月末ごろまで販売する。オンラインショップでも扱う。