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高山で「かわいい」テーマの企画展-縄文式土器からゆるキャラまで150点

「かわいい」民芸品を手に来場を呼び掛ける飛騨高山まちの博物館スタッフ

「かわいい」民芸品を手に来場を呼び掛ける飛騨高山まちの博物館スタッフ

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 飛騨高山まちの博物館(上一之町、TEL 0577-32-1205)で7月13日から、夏の特別展示企画「たかやま★カワイイ」展が始まる。

ミニチュア縄文土器

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 世界に広がるコンセプト「かわいい」をテーマにした同展。きっかけについて、同館学芸員の中野彩香さんは「近年、芸能人のコスチュームやゆるキャラなどの『かわいい』がちまたにあふれているが、当館収蔵の歴史的資料にもさまざまなかわいい物がたくさんある」と話す。

 「とは言え、かわいさの基準は人それぞれ。定義づけが難しいところ」と中野さん。そのため導入部分で「『かわいい』って何?」として、清少納言の「枕草子第151段、うつくしきもの」から、子ども、動物、未成熟、小さい、素朴、愛着の6つのキーワードで「かわいい」を定義。そのうえで、歴史、観光、個人の3カテゴリーに分け紹介する。

 展示室には、市内縄文遺跡出土の土偶やミニチュア土器をはじめ、家紋や祭り屋台の台紋、神社のこま犬、日本画、着物、土人形、ままごと道具、観光パンフレット、さるぼぼ登場以前の民芸品、駄菓子のおまけシールなど、同館収蔵の歴史的資料から個人の所有物まで約150点を展示する。

 縄文~現代における飛騨高山ゆかりの「かわいい物」のほか、新旧さるぼぼ比較、観光イベントキャラクターの変遷、飛騨ことば「かわいい=ふびん」を考察したパネル展示なども行う。

 期間中、見学者に能動的に「かわいい」を発見してもらえるよう、館内の展示品から自分だけの「かわいい物」を書いて投票する「まち博カワイイ★ランキング」、「まち博カワイイ★クイズラリー」、町中に点在する10のかわいいキャラクターを探す「まちなかカワイイ★ウォークラリー」も実施。ラリー達成者には「かわいいポストカード」を進呈する。

 開館時間は9時~19時。入館無料。8月25日まで。

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