暮らす・働く

高山信金が観光客増で金利も上がる定期預金「みんな観光大使」販売

案内パンフレットを手にする受付担当者

案内パンフレットを手にする受付担当者

  • 0

  •  

 高山信用金庫(高山市下一之町、TEL 0577-32-2201)が6月20日、飛騨地域の観光客増加に応じて預金金利が上がる定期預金商品「みんな観光大使」を発売した。

[広告]

 同商品を企画した同信金総合企画部の逢坂拓也さんは「飛騨地域の観光客数は昨年、先の大震災の影響もあり海外旅行者を中心に減少傾向に転じた。飛騨の主要産業である観光を、地元金融機関としても何かお手伝いできればと思い企画した」と話す。

 初の試みとなる同商品は、預かり入れ金利0.25%からスタートし、飛騨地域3市1村(高山市・飛騨市・下呂市・白川村)が発表する年間の入り込み数と宿泊者数を年間観光客数として算出し、1000万人を超えた場合は0.27%、1100万人で0.29%、1200万人以上で0.31%(上限)と、100万人刻みで0.02%ずつ金利が上がっていく仕組み。預かり入れ期間は1年間。金利の上乗せは来年2月28日に施行される。

 「飛騨地域に住む一人一人がみんな『観光大使』となって、友人や親戚を飛騨に呼んだり、フェイスブックやツイッターなどのソーシャルネットワークを利用して全世界に飛騨の情報を発信するなど、この商品を通じて、街ぐるみでおもてなしの心を持ち観光客を呼び込んでほしい」と逢坂さん。

 「(上記算出法による)昨年度の飛騨地域の観光客数は965万人。今年は岐阜県全域で開催する清流国体もあり、1000万人は突破するのではないかと予想している。今後も飛騨の明るい未来につながるようなストーリー性を持たせた金融商品を企画していきたい」と話す。

 販売期間は8月31日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース