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飛騨で「温泉ソムリエ」タレントがロケ-非公式「温泉ピースサイン」も正式決定

(写真左から)「温泉ピースサイン」を披露するぺよん潤さん、渡辺美和子さん、下竹原志保さん

(写真左から)「温泉ピースサイン」を披露するぺよん潤さん、渡辺美和子さん、下竹原志保さん

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 高山市内で7月11日、「温泉ソムリエ協会」(新潟県妙高市)が認定する「温泉ソムリエ」資格を持つタレント3人が温泉や観光スポットを巡り紹介する番組ロケが行われた。企画はイベントや番組制作の企画運営を手掛ける「エムズプランニングオフィス高山」(松之木町)。

高山市内各所を訪れた「温泉ソムリエ」タレント3人(関連画像)

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 「温泉ソムリエ」資格は、「温泉の知識」と「正しい入浴法」を身に付け、遊び心も持ちながら日本の温泉文化を広めることをコンセプトに、新潟県赤倉温泉にある「温泉ソムリエ協会」が2002年から認定・発行する温泉の民間資格。レベルに応じて「温泉ソムリエ」「温泉ソムリエマスター」などの段階がある。資格保有者は現在全国に4000人以上、タレントの西村知美さんや東貴博(東MAX)さんをはじめ、数多くの温泉愛好タレントも同資格を所有していることで知られる。

 自身も「マスター」の資格を持つという同社社長の長坂将志さんは、今回の企画意図について、「飛騨地域はそれぞれ泉質の違う無数の温泉に囲まれた『温泉の宝庫』。温泉ソムリエを通じて飛騨での観光の楽しみ方を紹介し、温泉をメーンにした新たな切り口で飛騨の魅力を発信していければ」と話す。

 今回ロケを行ったのは、タレントの下竹原志保さん、ぺよん潤(じゅん)さん、渡辺美和子さんの3人。下竹原さん、ぺよんさんは「マスター」、渡辺さんは今年5月に「ソムリエ」の資格を取得したばかり。番組では、高山市出身の渡辺さんが飛騨地域の飲食店、観光名所、温泉宿泊施設などを2人に紹介しつつ、ソムリエマスターの先輩から温泉地の楽しみ方を勉強するというもの。

 当日は、手の形を温泉マークに見立てた指サイン「温泉ピース」も正式発表された。「今年6月末に温泉ソムリエのタレント仲間で考案したが、3本の指を包み込む片手の形がなかなか定まらなかった」と話すぺよんさん。「今後、初対面同士でも温泉好きを確認しあうコミュニケーションツールとして、全国の温泉愛好家に使ってもらえれば。もちろん『温泉ソムリエ協会』非公式ですが(笑)」と話す。

 ロケ1日目を終え、下竹原さんは「高山はしっとりとした雰囲気のある町。地元の方がみんなで協力して、伝統文化を守りながら地域を盛り上げていこうという気持ちをひしひしと感じた」と話し、ぺよんさんは「地元が岐阜なのですごくホーム感があった。人がのんびりしてて温かくて、大切な物を照れくさそうにおすすめする感じに安らいだ」とそれぞれ感想を語った。

 渡辺さんは「当たり前だと思っていた言葉や物が『それって何?』とか『これすごくいいね』と、言われて初めて気づくことの連続。ずっと住んでいる地元なのに新鮮さを感じた。あらためて飛騨の価値を考えるいいきっかけになった」と笑顔を見せる。

 3人は現在も飛騨広域を巡りロケ取材中。取材エピソードをそれぞれのブログやフェイスブックページで公開している。

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