飛騨市で8月11日と18日、小学生限定のツアー企画「バスに乗って初めての一人旅」が開催される。主催は飛騨市観光協会ブラッシュアップ事業部(飛騨市河合町角川)
「子どもたちだけの旅行」がコンセプトの同企画は今年で2回目。コースは湿原や原生林など手付かずの大自然が広がる「天生(あもう)県立自然公園」と、昔ながらの暮らしを続ける合掌集落が立ち並ぶ世界遺産「白川郷」の2コース。ツアー中は常にガイドスタッフが同行し旅をサポートする。参加資格はいずれも小学1年生から6年生までの児童のみ。
同事業部の大久保嘉久さんは「山と里の暮らしは結びついていることを子供たちの純粋な五感で体験してもらい、飛騨の大自然と田舎で暮らす知恵の魅力を知ってもらいたいと思い企画した。保護者の方々には、子どもの独り立ちへの第一歩として背中をそっと押して温かく送り出していたければ」と話す。
バス移動中は、現地に詳しい専門ガイドが目的地の見どころや楽しみ方を子どもたちに案内し車内を盛り上げる。現地到着後は、散策や自然観察を楽しみながらレクリエーションを通じて里山暮らしの生きる知恵などを学ぶ。
開催日と参加料金は以下の通り。8月11日(天生の森コース)、JR飛騨古川駅発着=2,000円、香愛(かあい)ローズガーデン発着=1,500円(申し込み締め切り同6日)。8月18日(白川郷コース)、古川発着=2,500円、香愛発着=2,000円(申し込み締め切り同13日)。問い合わせは同事業部(TEL 0577-65-3025)まで。