高山に9月26日、「飛騨高山グラウンド・ゴルフ倶楽部」(高山市桐生町、TEL 0577-57-7244)がオープンした。運営は高山市社会福祉協議会(昭和町2)。
1982(昭和57)年、鳥取県東伯郡泊村で考案された「グラウンド・ゴルフ」は、1本の専用クラブとアクリル製ボール、ゴルフのティーにあたるスタートマット、カップにあたるポールポストを使いホールインするまでの打数を競うもの。
ルールはゴルフとほぼ同じで、高齢者に限らず老若男女誰でもいつでもどこでも簡単に楽しめる新しいスポーツとして、飛騨地域では近年、地域の体育行事や小学校のスポーツ教室に採用されるなど人気を集めている。
同施設の敷地面積は約1050坪。コース面積は約900坪、全8ホールの総天然芝コースに休憩場所のクラブハウス1棟を備える。住宅地を配慮して、コースに敷き詰めた「高麗芝」の管理に農薬は一切使用しない。現在、「日本グラウンド・ゴルフ協会」(東京都渋谷区)に公認コースの申請中で、認可が下りれば全国で266カ所目、岐阜県で9カ所目、飛騨地域では下呂市に次いで2カ所目の公認コースとなる。
同施設管理人の坂下博治さんは「高齢者の健康増進が一番の目的で、元気なお年寄りをたくさんつくりたいのでターゲット年齢層は60歳以上。もちろん若い方の利用も歓迎するが、60歳以上の方を1人以上仲間に入れてほしい。今後は教室を開くほか、観光の方にも利用していただけるような企画を考えていきたい」と話す。
プレー希望者は施設管理協力金として2ラウンド300円が必要(時間制限なし、2ラウンド以降は1ラウンドごとに100円)。用具レンタル料は1日200円。電話予約制(TEL 0577-57-7244、1ヶ月前から申し込み可)。
営業時間は8時~17時(11月~3月は冬季休業)。月曜定休。