飛騨市古川町で11月17日、回数チケットを使い地元飲食店での食べ歩きを楽しむイベント「ぐるっとほおバルin古川」が初開催される。
岐阜県内でも初の試みという同イベント。参加者は1枚700円の金券が5枚つづりになったチケットを購入し、イベント当日、古川町内にある居酒屋、和食店、喫茶店、洋菓子店など22の参加店で利用できる仕組み。チケットを使い残した場合も、11月18日~24日に開催する「あとバル」で金券として使える。
同イベント実行委員会スタッフの向林幸代さんは「自然な形で人との出会いや地元の店の価値に気付いてもらうのがテーマ。チケットはシェアも可能。家族や友人、会社の同僚で仲良く使っていただければ」と話す。
「同時に強調したいのは、『地元商工会がお膳立てをするイベントではない』ということ。店側自らが、お客さまに喜んでもらうにはどうすればいいのかを考え実行に移す。イベントが終わった後、反省点を宝物だと気付き次につなぐことができればこのイベントは成功」と向林さん。
「各店には、決め事として『客が来ない文句と他店の悪口だけは絶対に言わないこと』と通達した。自分がお客さまになったつもりでイベントを盛り上げる。回を重ねるごとに地元店の魅力がアップし、人が集まり、結果的に活気あるまちづくりにつながっているようなイベントにしたい」と期待を寄せる。
参加店では、イベント当日限定の特別メニューやお持ち帰りメニューを用意。現在、JAひだ古川支店前と古川公民館1階ロビーで、各店が作成した写真付きの紹介ポスターを展示している。
回数チケットは、前売り=3,500円、当日券=4,000円。参加店と古川町商工会で販売している(当日券は店舗販売のみ)。開催時間は11時~24時。営業時間は各店により異なる。
問い合わせは同実行委員会(古川町商工会内、TEL 0577-73-2624)まで。イベントの詳細はフェイスブックページでも確認できる。