飛騨市文化交流センター・スピリットガーデンホール(飛騨市古川町)で11月3日、精巧大型人形劇「三国志」が開催される。主催はNPO法人ひだ文化村。
同人形劇は1982(昭和57)年から1984(昭和59)年にかけてNHKで放送され、人形美術家・川本喜八郎さんの美しい人形と豪華な声優キャストで知られる。放送終了から27年たった現在もファンが多い。本編はDVD化されており、全68話・51時間に及ぶ長編大作。
同公演は総集編として約1時間30分に編集し直されている。脚本はジェームス三木さん。日本・中国で共同制作され、これまでに全国各地のほかニューヨークやメキシコ、北京など世界各国でも上演され好評を得ている。
同公演を企画したきっかけについて、同NPO理事長の下出剛央さんは「中学生だった50年ほど前、国語の女性教師が授業カリキュラムを半年間ほど中断して三国志の物語を話してくれた。毎回授業が楽しみで仕方なく、三国志の面白さを知った。川本さんの素晴らしい人形三国志で、あのころの思い出を振り返りたいという個人的な思いと、三国志を知らない大人や子どもたちにも魅力を知ってほしい、飛騨に住む川本ファン・三国志ファンにも楽しんでほしいと思い企画した」と話す。
18時30分開演。料金は一般3,000円(全席指定)。未就学児入場不可。