暮らす・働く

飛騨の金魚、3年連続日本一に-金魚の日本一を決める全国大会で快挙

優勝した金魚を優しく見守る小田さん

優勝した金魚を優しく見守る小田さん

  • 0

  •  

 10月23日に愛知県弥富町で開かれた「第18回金魚日本一大会」で高山市の小田義隆さんが「親魚の部・江戸錦」品種部門で3年連続日本一になった。他にも「当歳魚の部・ランチュウ」品種部門では飛騨市の橋本満さんも初出場で日本一になるなど、飛騨勢が活躍した。

[広告]

 年1回開催される同大会は全国から金魚愛好家が訪れる大きな大会。今年はおよそ500匹がエントリーし2部25種別で競い合った。

 小田さんが出品したのは「江戸錦」と呼ばれる品種。金魚の体長は約18センチ。一昨年、昨年と2連覇した同じ金魚で審査に挑んだ。審査では総体的な均整から健康状態、色の配色、優雅で軽やかな動作などが審査された。

 小田さんが金魚を本格的に始めたのは10年ほど前、知人からもらった「東錦」という金魚だった。「こんなきれいな魚がいるのかと衝撃を受けた。それ以来、金魚のとりこになって…」と小田さん。金魚が冬眠する寒期以外は毎日が金魚の世話。忙しい本業の傍ら「金魚は水が命。一日でも休んだら即アウト。たとえ夜遅く飲んで帰っても朝5時半には起きて水を換える」と小田さん。

 最近は新しい品種作出の研究にも取り組んでいる。「夢は地元産のオリジナル金魚を作って地域活性化につなげる事」と顔をほころばせる。

 これまで10年間、飼育している金魚に一度も名前をつけた事のない小田さんだったが、今年初めて3連覇した「江戸錦」に名前を付けた。「名前は『江戸Win・小田(エドウィン・オダ)』」。そう言って小田さんは目を細めた。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース