飛騨市神岡町に今月誕生した新しいマスコットキャラクターが1月30日、飛騨市内の保育園を訪問した。企画は飛騨神岡金毘羅(こんぴら)当番会。
2月8日に神岡町内で開かれる飛騨三大祭りの一つ「飛騨神岡初金毘羅宵祭」に合わせ誕生した同キャラは、だるまとペンギンをモチーフにしたもので胴体部分には祭りのシンボルマーク「まる金」の文字。
同会登番長の尾家雅彦さんによると、だるま=「七転び八起き、転んでも最後には立つ」、ペンギン=「飛ばない、飛べない(倒産しない)」で、金毘羅宵祭のテーマでもある商売繁盛を体現化した縁起の良いキャラという。
愛称はまだ決まっておらず、祭り当日の14時30分ごろから同町防災公園ステージで開く「飛騨のゆるキャラ大集合」ショー内で発表する。現在、同祭ホームページでは新キャラの名前を受け付けている。
当番会メンバーは同日、祭りと新キャラPRのため飛騨市内にある5カ所の保育園と高山市のコミュニティー放送局を訪れた。保育園では祭り会場に貼り出す塗り絵を園児全員に配布し、キャラタッチ、記念撮影などの交流会を開いた。
園児たちは初めて見るゆるキャラの姿に興味津々。我先にと飛びつき「顔はちょっと硬くておなかがフワフワしていた」などと感想を語り合っていた。愛称については、「ペンギンダルマ」「ペン君」「ペンちゃん」「ダルペンシュ」「キャンディちゃん」「キャラメル」「太郎」など個性豊かな名前が挙がった。それぞれの塗り絵完成後、余白に新キャラの名前を書き込むという。
尾家さんは「祭りが終わっても、飛騨市と神岡町のPRとして出番の機会を増やしていければ。持ち前のファンタジー感を生かし、他地域との友好の懸け橋になってくれるような地元キャラとして大切に育てていきたい」と笑顔を見せる。
声が掛かればできる限り現場に駆け付けるという。問い合わせは同当番会(TEL 090-7613-9533)まで。