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飛騨高根に新キャラクター誕生、愛称募集-16年前の4コマ漫画から立体化

高根町の特産品「タカネコーン」がモチーフの新キャラ

高根町の特産品「タカネコーン」がモチーフの新キャラ

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 飛騨高根観光協会(高山市高根町、TEL0577-59-2326)が3月3日、同町の魅力をPRする新マスコットキャラクターを発表した。同協会では現在、愛称を一般公募している。

タカネコーン

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 新キャラクターは、標高約1300メートルの高地で育ちメロン並みの糖度を誇る同町特産のトウモロコシ「タカネコーン」がモチーフ。キャラクターデザインは、旧高根村時代に村が発行していた広報誌で1998年3月から連載が始まった4コマ漫画の登場キャラをベースに考案した。

 今回、期せずして突如生みの親となった田中由郎さんは、当時、毎月の漫画コーナーで作画を担当していた元村役場職員。「立体化の一報を聞いた時は驚いた。まさか10年以上前に描いていた自分の漫画キャラが、地域のPRを担うマスコットとして再生するなんて夢にも思っていなかった。本当にいいのかという不安と、愛着のあるキャラが動くといううれしさが入り交じった不思議な気分。着ぐるみ姿の実物に早く会いたい」と笑顔を見せる。

 観光協会スタッフは「御岳、四季折々の自然、野麦峠、畜産、高冷地野菜、4カ所もあるキャンプ場、日本有数の高地トレーニングエリアなど高根町には宝物がたくさんあるので、マスコットのモチーフ選びは二転三転と難航し、構想から3年を費やした」と振り返る。

 「旧村時代を知る人にとってはなじみ深い、地域発展への思いが詰まったキャラクター。今後、地元企業と自治体と住民が力を合わせて活躍を支え盛り上げていければ。まずは2020年の東京五輪開催決定を受け需要の期待が高まる『飛騨御嶽高原高地トレーニングエリア』の知名度アップを積極目標に、高根町にしかない宝物の魅力を末永くアピールしていきたい」と話す。

 愛称決定とキャラクター披露は3月22日、チャオ御岳スノーリゾートで開く「春のおんたけ祭り」オープニングイベント会場内で発表する。当日は名付け親賞、優秀賞、優良賞の受賞者(以上、各1人)に、温泉宿泊券や特産品などを進呈する。応募方法は、はがきかメールで同協会まで。詳しくはホームページで確認できる。3月15日必着。

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