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高山で「新作土産品」表彰式-伝統工芸士が作る「ゆるキャラ」ストラップなど

表彰を受けた新作土産品と受賞者

表彰を受けた新作土産品と受賞者

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 高山市役所で3月31日、2013年度「高山市新作土産品」審査会の表彰式が行われた。

入賞した新作土産品

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 高山市内の新たな土産品発掘と地場産業育成を図る同審査会は今年で31回目。今回は、民芸・工芸品、食料品など計13点がエントリーし、優秀賞4点と奨励賞5点が選ばれた。最優秀賞は昨年同様、該当無しとなった。

 入賞は次の通り。優秀賞=「飛騨3色カレーセット(飛騨牛/黄、えごま/黒、ベジタブル/赤)」(ひだホテルプラザ、花岡町2)、「健(すこ)やか椀 大・中・小」(戸沢漆器、上一之町)、「お香皿 かたつむり」(銅工房滝村、松ノ木町)、「タカネコーンストラップ」(下谷彫刻、石浦町)。奨励賞=「飛騨ブラックビール」(地ビール飛騨、西之一色町)、「お香皿 赤かぶ」(銅工房滝村、松ノ木町)、「飛騨高山極(きわみ)ます寿司」(梗絲食品、山田町)、「春慶額入り絵馬」(池本屋、八軒町)、「喜八郎飛騨牛しぐれ煮」(山一商事、問屋町)。

 優秀賞の「タカネコーンストラップ」は、3月22日に540点の公募の中から愛称が決まったばかりの新ゆるキャラ「高根こん太」がモチーフ。高さ2センチほどのイチイの根付け細工で、伝統工芸士の下谷高則さんが一つ一つ手作りしている。「小さくかわいく彫るのが大変で、耐久性と元デザインに配慮し何度も試作を重ねた。見た目で分かりにくいが相当神経を使っている(笑)。キャラクターと共に人気が出てくれれば」と笑顔を見せる。

 審査委員長の堀泰則さんは「伝統的な味わいと風合い、歴史を感じさせる物が集まった。特に食品部門は全国的に品質表示が問われている昨今、これまでに例を見ない厳しいチェックで出品に臨んでいただいた。今後もさらなる創意工夫を重ね、これぞ飛騨高山と言われるような土産品を考案していってほしい」と期待を寄せた。

 入賞した新作土産品は4月1日から1年間、高山市庁舎1階ロビーと同市ホームページで紹介される。

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