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高山で55年ぶり、春秋祭り屋台総曳き揃え ユネスコ無形文化遺産登録記念で

春・秋のからくり屋台共演の様子(高山陣屋前交差点で)

春・秋のからくり屋台共演の様子(高山陣屋前交差点で)

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 高山の中心市街で4月29日・30日、1962(昭和37)年の開催以来55年ぶりとなるイベント「高山祭り屋台の総曳(ひ)き揃(そろ)え」が行われた。

「夜の屋台曳き回し」の様子

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 昨年12月、「高山祭の屋台行事」が「山・鉾・屋台行事」として全国18府県33件の祭礼行事と共にユネスコ無形文化遺産に登録されたことを記念して行われた同イベント。

 両日、春と秋の高山祭屋台合わせて23台が一斉に町に繰り出し、高山陣屋前で春・秋のからくり屋台4台が競演したほか、春に例祭を行う日枝神社と、秋に例祭を行う八幡神社の氏子たちがそれぞれ、中心市街各所で雅楽や獅子舞、闘鶏楽を披露した。

 初日夜には、安川通りでちょうちんをともした春・秋の屋台がそろい踏みで曳(ひ)き回しを行い、大勢の見物客でにぎわった。市の発表によると、2日間で計25万7000人が訪れた。

 地元在住の80代男性の一人は「ウメ、モモ、サクラ、スイセンの花がいっぺんに咲く中、春と秋の祭りが同時に見られて、今年はとても豪華でぜいたくな春となった。もう二度と見られないかもしれない、夢のような光景をしっかりと目に焼き付けた」と笑顔を見せていた。

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