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東海北陸道・荘川IC-飛騨清見IC間、上下線での通行止め解除へ 国道41号も全線開放

上図、国道156号線の荘川町牧戸からひるがの高原方面、同町野々俣にかけて通行止めとなっていた二区間は現在通行可能となっている (画像提供=NEXCO中日本)

上図、国道156号線の荘川町牧戸からひるがの高原方面、同町野々俣にかけて通行止めとなっていた二区間は現在通行可能となっている (画像提供=NEXCO中日本)

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 NEXCO中日本が7月11日、平成30年7月豪雨で被災した東海北陸自動車道・荘川インターチェンジ(IC)~飛騨清見IC間の通行止めを解除する見通しを発表した。

 同社では、工事の進ちょくや天候など状況により予定が変わる可能性があるとした上で、早ければ7月13日中にも上下線で通行止めを解除する見込みという。

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 同区間では現在、高山市清見町地内の本線下り車線側と、荘川町地内の4車線化工事施工区域で、長大切土のり面に大雨の影響による割れやずれなどの変状箇所があったとして、それぞれ仮設土止め壁施工や押さえ盛り土などの応急復旧工事を急ピッチで進めている。

 国土交通省高山国道事務所によると、高山市荘川町中野から白川村に向かう国道156号線は道路被害が大きいため復旧のめどは立っていないが、白川村から飛騨市河合町に向かう国道360号線については9月末の開通をめどに復旧工事を行っているという。

 NEXCO中日本では現在、上記不通区間の交通を確保するため、迂回経路として飛騨清見IC~白川郷IC間の高速道路通行料金を無料にする代替路措置を行っている。対象車種は全車両。一般レーン、ETCレーンどちらを使っても適用されるが、対象区間を入り口かつ出口として利用する場合に限られる。実施期間は当該道路の通行止め解除まで。

 地域住民の大動脈である国道41号線は7月10日、全線が開通した。JR高山線では線路が下呂市と飛騨市の計22カ所で山腹崩落による土砂流入や設備損壊の被害を受けていまだ運転再開の見通しが立っていないが、不通区間では現在、代行バス輸送により通行が維持されている。

 日を追うごとに被害状況が明らかになってきた飛騨エリア。復旧にはまだ時間がかかりそうだが、陸の孤島となる最悪の事態は免れたようだ。飛騨各地では夏の観光シーズンを前に地元民が一刻も早い復旧を待ち望んでいる。