高山市内のそば店などで8月25日から、手打ちそばと上方落語を楽しむ「三代目・桂歌之助落語会」が3夜連続で開催される。主催はあぶらむの会(高山市国府町)。
「うまいそばとうまい落語が2つ同時に楽しめる粋でぜいたくなイベント」として人気を集める同落語会は今年で5回目。当日は、2007年文化庁芸術祭新人賞などを受賞した上方落語の三代目・桂歌之助さんが高座に上がるほか、いずれの会場でも手打ちの「荘川そば(ざるそば)」1枚を参加者に振る舞う。
主催者の大郷博さんは「関西在住の知人から三代目・歌之助さんを紹介されたのがきっかけ。以降、毎年この時期に高山のそば店と一緒に開催している。歌之助さんからは『一年間の自分を持ち帰る場所だと思っている』との言葉を頂いた」と話す。
「歌之助さんの落語には話芸を超えた何かを感じる。人の気持ちを引き付ける語りの神髄や言葉の持つ力を、実際に高座を見て体感してもらえれば」と参加を呼び掛ける。
日程と詳細は次の通り。25日=「あぶらむの里」(国府町、TEL 0577-72-4219)、18時30分開場・19時開演、定員=120人、入場料=3,200円(前売り=2,700円)。26日=「里山茶屋むろや」(荘川町、TEL 05769-2-2056)、定員=40人、18時開場・19時開演、入場料=3,000円。27日=「ざる蕎麦せと」(下岡本町、TEL 0577-35-5756)、定員=33人、18時開場・19時開演、入場料=3,800円。
26日・27日の会場はいずれも要予約。定員に達し次第締め切る。申し込み・問い合わせは各会場まで。