高山市本町3丁目通り商店街が12月1日、テレビアニメ「氷菓」の登場人物をデザインした福引券の配布を始める。企画は「高山市本町三丁目商店街振興組合」。
同商店街が毎年、年末年始の売り出し期間中に1000円の買い物につき1枚配布している福引券「ラッキーカード」は、後日抽選により同商店街で使える商品券(500円~1万円)を進呈するというもの。
同組合企画担当者によると、これまでは地元買い物客のみにターゲットを絞った企画だったが、今年はアニメ「氷菓」の中で主人公の通学路として同商店街通りが登場し、「聖地」としてにわかに活気づいたことから、同作品やファンへの感謝の意を込めて新デザインに変更したという。
表紙絵は、「多くの人に『福』が訪れるように」との願いから、主人公の同級生「福部里志(ふくべさとし=通称・福ちゃん)」を採用。「福ちゃんラッキーカード」と名付けた。
「カードは絵のところで折りたたむと定期券と同じサイズになるよう工夫した。福ちゃんは『進学校に通う知識豊富な高校生』という設定なので、中・高校生には受験のお守りとして持ち歩いてもらえれば。『縁起物』としてたくさんの人に喜んでいただけるとうれしい」と同担当者。
配布期間は来年1月3日まで。予定枚数は2万枚(なくなり次第終了)。抽選日は来年1月4日、発表は同7日。当選番号照会は同商店街各店頭のほか、「高山本町三丁目商店街」ブログでも確認できる。