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飛騨丹生川の新ゆるキャラ愛称決まる-応募総数466通、「すくなっつー」に

正式デビューを果たした「すくなっつー」

正式デビューを果たした「すくなっつー」

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 高山市丹生川町で開催した「飛騨にゅうかわ宿儺(すくな)まつり」会場内で11月3日、同町をPRする新ゆるキャラの愛称が決まった。

「すくなっつー」

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 同キャラは、飛騨地方に古くから伝わる異形の鬼神「両面宿儺(りょうめんすくな)」がモチーフ。「怒りっぽい」「優しい」と性格の違う2体が背中合わせで1対となり、前後に顔と合わせて8本の手足を持つ全国的にも類を見ない姿形が特徴。

 今回のイベントで正式デビューを飾るにあたり親しみある呼び名を呼び掛けたところ、地元のみならず遠くは北海道や宮崎県などからも応募が寄せられた。応募総数は466通。選考の結果、愛称は地元在住の洞口真由美さんが考えた「すくなっつー」に決定した。

 「両面宿儺」の「すくな」に「英語の2(ツー)」をかけたもの。当日は、洞口さんに最優秀賞の表彰状と副賞として同町特産の「すくなカボチャ」1箱と飛騨トマト4キロを贈ったほか、大阪府の男性と地元の小学3年生の女子児童にもそれぞれ優秀賞として地元産品を贈り表彰した。

 「私も愛称に応募したが落選した」と話す地元女性は「ポイントが両面なので、上下から読んでも同じ名前の『すくなくす』で応募した。自信があっただけに残念。でも何となく名前が似ている千葉県の『ふなっしー』に負けないくらいキャラを貫き、みんなに親しまれる人気者になってほしい」とエールを送る。

 早速呼び名の書かれた「たすき」を肩に掛けたすくなっつーは、会場内をくまなく散歩。「ゆるくない」「ちょっとこわい」「かわいい」「かっこいい」などさまざまな反応が飛び交う中、「おめでとう」「がんばってね」と前後両面から歓待を受け来場者の人気を集めた。午後から降りだしたどしゃぶりの雨にも負けずイベント終了まで愛嬌を振りまいていた。

 延べ8000人の来場者でにぎわいをみせたこの日、地元食材を使った創作鍋コンテスト「宿儺鍋グランプリ」も盛況で、9団体のエントリーの中から「飛騨牛宿儺かぼちゃ鍋」がグランプリに輝いた。このほか、高山市非公認のご当地ヒーロー「乗鞍戦隊ヤマメンジャー」もデビューを果たした。

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