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高山に初のアイスクライミング用人工氷壁-「荘川ICE FACE」、今季から本格営業

荘川ICE FACEに挑むアイスクライマーたち

荘川ICE FACEに挑むアイスクライマーたち

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 高山のアウトドア体験施設「ODファーム荘川」(高山市荘川町、TEL 05769-2-1011)に1月18日、アイスクライミング専用の人工氷壁「荘川ICE FACE(アイスフェース)」がオープンした。

荘川ICE FACE全景

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 観賞用でなくスポーツ用に人工氷壁を正式活用する例は飛騨地域では今回が初めて。昨年12月初旬から約1カ月間かけて成長させた氷壁の大きさは、高さ約8メートル、幅約16メートル。現時点で日本最南端のアイスクライミング用人工氷壁になるという。

 氷壁の設計に携わった同施設の山岳ガイド・赤木淳也さんによれば、昨年2月に荘川町内の結氷実験で作った氷壁モデルを試験的に運用したところ、大阪や名古屋などからアイスクライマーが多数訪れ、「ずっと続けてほしい」と好評を得たという。

 赤木さんは「人工のアイスクライミングウオールは10年ほど前から日本国内に作られるようになったが、本格的なスポットは多分まだ4~5カ所くらいしかない。しかもそのほとんどが現地へたどり着くまでに時間がかかる山奥にある。その点、当施設は標高900メートル付近にありながら高速道路のインターから車で約5分とアクセスは抜群。近隣都市部からも気軽に遊びに来ていただけるのでは」と期待を寄せる。

 「なるべく周辺の道路から見えるよう目立つ場所に氷壁を作った。ゆくゆくは荘川町のシンボル的存在になってくれるとうれしい。氷は1週間もたつと全く別の表情になるので、自分の思いのままに凍らすのが難しくまだまだ試行錯誤の連続。クライマー目線から見た難易度のバリエーションを増やせるよう、今後も良い氷壁作りに専念していきたい」と意欲を見せる。

 料金は2時間=1,000円、1日=2,000円(共に当日加入保険料300円別途)。利用条件は安全確保技術を持ったクライミング経験者(初心者だけでの利用不可、小学生以上18歳未満は要保護者承諾)。装備品は要持参。

 営業時間は9時~17時。3月初旬ごろまで。天候と氷壁状態による休止日あり。問い合わせ・申し込みは同施設まで。

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