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高山で「ぎふ清流国体」炬火リレー始まる-「清流ぎふ 絆の炎」つなぐ

沿道からの大きな声援を受ける炬火リレー走者の児童たち

沿道からの大きな声援を受ける炬火リレー走者の児童たち

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 高山市内で7月16日、「ぎふ清流国体・ぎふ清流大会」の炬火(きょか)リレーがスタートし、採火式典や炬火歓迎イベントが行われた。2日目となる17日は、小中高生の代表らが炬火と共に同市内31校生徒児童の願いを込めた「たすき」をつなぎ、18日からの飛騨市へバトンタッチした。

手製の「リレーたすき」

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 16日の採火式典は当初、乗鞍山頂付近で太陽光による採火を予定していたが、悪天候ため同山麓に場所を移して行われ、事前に同山頂で採火した炎をトーチに点火し地元高校生らによるリレーで出発した。同会場では炬火の名称も発表され、827件の公募の中から同県中津川市にある「道の駅」駅長・三尾弘成さんの「清流ぎふ 絆の炎(ひ)」が選ばれた。

 「過去~現在~未来へ続く地域の絆」と「東日本大震災被災地復興」への願いを込めて行われる今回の炬火リレー。高山市では47年前の炬火リレー走者をはじめ、前回の国体開催年・1965(昭和40)年生まれの走者、各所団体代表者、今年の新入社員、小中高校生、幼稚園児と保護者、同市に避難している東日本大震災の被災者など、幅広い年齢層と経歴を持つ走者がリレーをつないだ。

 17日の炬火リレーは、コース区域にある小中高校の生徒児童のみで行われた。各校の代表走者はトーチや応援フラッグと共に、同市内31校から「一緒に走ろう」との願いを込め託された手製の「たすき」を肩に掛け、約200人が20区間をつなぎながらゴール会場の「リバーサイドモール」(国府町)までを走った。沿道には大勢の地元民や在校生が駆け付け大きな声援を送った。

 同市最終走者となった国府中学校の生徒らは「楽しかった。たくさんの人が沿道から応援してくれて緊張したがとてもいい経験になった。次の国体では自分たちが60歳になっているなんて全然想像もつかないが、絶対また走りたい」と笑顔を見せる。

 炬火リレーは18日、飛騨市民らが「増島保育園」(同市古川町是重)を10時20分にスタートする予定。飛騨地域の開催日は次の通り。飛騨市神岡町・宮川町・河合町=同19日、白川村=同20日、下呂市=同23日。

 炬火はこの後、岐阜県内42市町村・約1600キロを巡り9月12日の岐阜市ゴールを目指す。

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