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飛騨・乗鞍岳で「初氷」観測-過去15年間で最も遅い記録

乗鞍岳・鶴ヶ池の「初氷」の様子

乗鞍岳・鶴ヶ池の「初氷」の様子

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 飛騨山脈(北アルプス)乗鞍岳の鶴ヶ池で10月22日、「初氷」が観測された。

乗鞍岳・鶴ヶ池の「初氷」の様子

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 乗鞍スカイライン管理事務所・道路パトロール隊が午前10時30分ごろ発見したもので、当時の天気は晴れ、気温4度、氷の厚さは約5ミリ。標高2700メートル付近にある鶴ヶ池の岸側4カ所で結氷が確認された。

 今年の乗鞍岳は9月26日に「初霜」、10月7日に「初雪」が観測されている。「初氷」は、前年比で約1カ月遅れ(昨年は9月23日)。1998年から始まった観測記録では、2007年と2010年の10月18日を凌ぐ最も遅い記録となった。

 同パトロール隊員は「初霜や初雪が例年並みだったのに対し、今年は池の水温が高く、営業シーズン終了の10月31日までに結氷するかどうか気になっていた」と話す。

 乗鞍岳では現在、頂上付近で紅葉が終わりかけ、麓ではピークを迎えている。地元のガソリンスタンドやカー用品店では、スタッドレスタイヤ装着を呼び掛ける営業も始まり、飛騨地域はいよいよ到来する冬シーズンに向けて慌しさを増している。

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