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高山の小学生が出身保育園を訪問-木の実の楽器など携え交流発表会

手作りの楽器や小道具を手に岩滝小1・2年生の4人

手作りの楽器や小道具を手に岩滝小1・2年生の4人

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 高山の大八保育園(漆垣内町)で12月11日、同園出身の岩滝小1・2年生児童による交流発表会が行われた。

交流発表会の様子

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 岩滝小学校(高山市滝町)は全校児童数20人、クラスは2学年ずつの複式学級で全3クラスと高山市内で最も児童数の少ない小学校。この日は、同小で共に机を並べる1・2年生4人が卒園以来の思い出深い同園を訪問し、保育士や在園児170人の前で日頃の学習成果を披露する発表会を開いた。

 4人は、童話作家・工藤直子さん作「のはらのうた」の詩の一節「さんぽのおと」を暗唱し、続いて自作した木の実のマラカスや小道具などを手に「さんぽのおと」を歌と踊りで表現したほか、図書館の本を園児たちに感想を交えて紹介するなどした。

 同会は昨年、岩滝小6年生が初めて同園を交流訪問したことをきっかけに企画。縦割り保育の同園では、年長と年中の園児たちが「いつも遊んでくれた上のお姉さん」との久しぶりの再会に沸いた。発表を終え4人は「緊張したけどうまく発表ができてよかった。懐かしい下の子たちともまた会えてうれしい」と声を弾ませる。

 林田康子園長は「園ではおとなしかったあの子たちが1・2年会わないうちに大きく成長し、堂々と立派に役割をこなす姿に感激した」と目を潤ませる。

 同小1・2年生担任の山本孝子さんは「当校では大勢の人前で発表する場がほとんどないため、子どもたちの自信や励みにつながるこういった機会はとてもうれしくありがたい。児童も教師もお互いに喜びや発見の多い『幼保小交流』の機会を今後もっと増やしていけたら」と話す。

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