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高山にギャラリー&貸しアトリエ「てしごと舎」-築40年の住宅をDIYリフォーム

(写真左から)永井美奈子さん、西田みなこさん、小鳥浩子さん

(写真左から)永井美奈子さん、西田みなこさん、小鳥浩子さん

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 高山市緑ヶ丘町に10月12日、ギャラリー&貸しアトリエ「てしごと舎」(TEL 0577-35-0774)がオープンした。

店内の様子

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 手仕事作家のためのギャラリーやアトリエとしてレンタル稼働を予定する1階の面積は約10坪。2階には、初心者向け洋裁アレンジ教室「クチュールMOTTAINAI」と、リフレクソロジー「オフィスKAZYO」を併設する。

 オーナーは高山市内でガラス工芸作家として活動する小鳥浩子さん。水場の修理費用が掛かり過ぎるという理由で人に貸せなかった築40年過ぎの実家家屋を持て余していたという。「これまで、地元で小規模の展示会や教室をしたい時、自宅以外でと場所を探してもなかなか手頃な場所が見つからなかった。じゃあ、この機会に自分たちで作ろうと思った」と話す。

 「自分の思い描く理想の空間を求めて人を探していた時、高山市内で古物雑貨店『ロータスブルー』(八軒町)を経営するインテリアデザイナー・永井美奈子さんに出会い、この人しかいない!とお願いした」と小鳥さん。

 永井さんは小鳥さんらと昨年11月から室内の解体作業を始め、コツコツとリフォームに当たってきた。「これまで大工道具を持ったこともなく、みんなで四苦八苦しながらの作業だったが楽しかった。一年がかりでようやく形が見えてくると、近所の人が『これ、古くてもう使わないけど店に合うんじゃない』と家具をプレゼントしてくれるなど、すてきな出会いもたくさんあった」と振り返る。

 オープンに際し、永井さんの旧友で高山市在住のグラフィックデザイナー・西田みなこさんも応援に駆け付け、室内ディスプレーを一緒に手伝った。3人は「今後、若い作家さんをはじめいろいろな人たちの発信基地としてどんどん活用してもらえれば」と笑顔を見せる。

 レンタル料金は1日2,000円(冬場は別途光熱費)。貸出時間は9時~18時。

 同スペースでは現在、西田さんの「レシピ・イラストレーション展」を開催中。地元で手に入る身近な食材を使ったアイデアレシピを紹介するイラストカードを展示販売するほか、今月19日にはカードのメニューを実際に作って食べるワークショップを開く(参加費800円)。ギャラリー展示は20日まで。

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