飛騨市図書館(飛騨市古川町)2階「にじのひろば」で10月22日、愛読本の物々交換会「ブクブク交換」が開催される。
決められたテーマに沿った本を持ち寄り、見知らぬ人同士などが互いに交換し合うことでコミュニケーションを図る同イベント。東京カルチャーカルチャー(江東区)のプロデューサー、テリー植田さんが2010年2月に発案し、これまで国内外のさまざまな都市で行われている。飛騨での開催は今回が初めて。
テーマは「私のベスト」「今年イチオシのこの一冊」「秋を感じる本」。参加者は一人3冊~5冊程度、他人にぜひ読んで欲しい自分の愛読書を選んで持ち寄り、5~10人程度のグループに別れ順番にみんなの前で自己紹介を兼ねて本を紹介する。その後、気に入った本を参加者同士で交換し合う。同じ本を欲しい人が重なった場合は、ジャンケンで決める。
当日は、テリー植田さんも会場入りし、交換会前に約1時間のトークライブを行う。館長の西山進さんは「昨年8月、自分も実際に体験してみたいと思い、愛知県田原市の図書館で開かれたブクブク交換に参加した。いままで手が出なかったジャンルの本も、推薦人の熱意と共に紹介されると俄然読みたい気持ちになった」と振り返る。
「これまで経験したことのない本の世界が広がるのと同時に、性別や世代を超えて、新しい読書仲間との出会いが始まるのもこのイベントの醍醐味(だいごみ)。当日はどんな本と本好きが集まるのか楽しみ。好評であれば図書館の恒例イベントとしても考えていきたい」と意気込む。
開催時間は17時30分~19時30分。参加無料。