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高山の商店街で「七福神」が豆まき-8時間かけ豆90キロ使う

通りすがりの女性に握手を求められる一番人気の「鬼」

通りすがりの女性に握手を求められる一番人気の「鬼」

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 高山で2月3日、節分の風物詩「飛騨国分寺節分祭 七福神豆まき巡行」が行われた。主催は国分寺通り商店街連合会。「七福神」や「鬼」に扮(ふん)した商店街関係者や一般参加者が市内を練り歩き豆をまいた。

今日の主役は「鬼」

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 七福神豆まき巡行は、飛騨国分寺(総和町)の「節分祭」に合わせて戦後から始まったといわれる行事で、途中後継者不足により中止していたが5年前に復活。商店街の店主や関係者、今回から公募で集まった厄年を迎える一般参加者らが「七福神」や「鬼」に扮し、近隣商店街の店舗や民家を約8時間かけてくまなく巡る長丁場の「豆まき」が特徴。

 この日用意した豆は90キロ。14時20分、国分寺を出発した「七福神」らは「福は~内!鬼は~外!」と威勢よく声を上げながら、駅や市役所、近隣商店街の店舗や民家を訪れ「家内安全」「笑福招来」を祈願しながら豆をまいた。

 公募で初めて参加したという「弁財天」役の男性は「七福神の中でも花形のおいしい役がもらえてうれしい。でも「鬼」の人気ぶりにはちょっと嫉妬(笑)。始める前は心配半分、楽しみ半分だったが、いざ始まってみるとすごく楽しい。これでバリッと厄も取れて今年は良い年になりそう」と話していた。

 同連合会メンバーで「恵比寿」役の男性は「応募して参加してくださった方や各商店街の方、一般の方々の応援とご協力あってのイベント。客足の少ないこの時期にひとときでも笑顔や活気が戻って良かった。今後もずっと続けたい」と笑顔をみせる。

 この日に合わせて、国分寺通り商店街では毎月恒例の「おそまでショッピング」を開催。営業時間を延長して21時ごろまで店を開け、各店でセールなどを行った。

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