高山の丹生川文化ホール(高山市丹生川町)で12月9日、乗鞍岳の今後のあり方を考える「乗鞍フォーラム」が開催される。主催は乗鞍自動車利用適正化協議会。
同フォーラムは、乗鞍スカイラインマイカー規制開始10年の節目として昨年度行ったフォーラムが意義あるものだったとして継続して開くもの。
マイカー規制前に比べ乗鞍岳の自然環境は大幅に改善された一方、観光客減による地域振興への影響が年々大きくなっているという。同フォーラムでは現状を踏まえ、今年度行ったさまざまな取り組みを振り返りながら、「自然保護と地域振興の両立」をテーマに今後の乗鞍のあり方について考える。
当日は、環境省自然公園指導員・上平尚さんによる「マイカー規制前から今日までの乗鞍の現状報告」、高山市による「EV乗り入れ実験・研究事業に関する報告」、高山西高校生徒による「意見発表」のほか、岐阜薬科大学特命教授の田中俊弘さんを進行役に招き、地元観光業の団体代表者らと乗鞍の自然環境専門家らによるパネルディスカッションを行う。会場では、市民意見リクエストや来場アンケートも実施する予定。
開催時間は13時30分~16時30分(13時開場)。入場無料。