買う 暮らす・働く

「太田なう!」-高山・清見町の地域おこし協力員が創刊、地域の魅力PR

創刊号を手にする太田さん

創刊号を手にする太田さん

  • 0

  •  

 高山・清見町に住む「地域おこし協力員」が5月7日、活動リポートなどをまとめた広報紙「太田なう!」を創刊した。

「太田なう!」創刊号

[広告]

 同紙の執筆を担当する太田涼介さんは愛知県犬山市出身。農村部の地域活性化に向けたコミュニティー活動を支援する「地域おこし協力隊」の一員として、昨年5月から高山市清見町大原(おっぱら)地区で暮らしながら、「おっぱら夢組合」(清見町大原)と共に、自然体験型イベントの企画・運営や地区行事への参加など、さまざまな地域振興活動に取り組んでいる。

 創刊号では「地域おこし協力員2年目がスタート」をトップ記事に、「大原の春の伝統行事『ひな倒し』」「消防団に入団しました」「湯普請(ゆざらい=春先に行う用水路の泥上げ作業)を初体験」、「山菜味わいツアーを実施」など、太田さんの活動や最近の出来事を紹介している。

 太田さんは「これまでいろいろな人に『大原は大変やろ?』と言われた。理由は、冬場はマイナス20度以下になる日もあるし、近場の商業地域に行くまで車で1時間以上かかるから。だからと言って、それが苦痛かと聞かれればそうでもない。最初から永住する覚悟で来ているし、自然に対して豊かな知恵を持っている人が多いのでいつも勉強になる。それに、飛騨ならではの風習はどれも衝撃的で面白い」と笑顔を見せる。

 「1年目は勉強の年だった。2年目の今年は実行の年にしたい。『地域おこし協力員』の活動と大原の魅力を広く知っていただけるよう、多くの方にPRできれば」と太田さん。

 同紙は今後、月1回のペースで発行し、「おっぱら自然体験センター」(清見町大原、TEL 0576-69-2455)などで配布するほか、着任以来続けている太田さんのブログ『地域おこしなう!』でも配信する予定。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース